( 268344 )  2025/02/21 15:25:47  
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高松市が15年ぶりに新しいロゴマークを発表し、当初の案からキャッチコピーを削除した理由などが報じられた。

ロゴマークは電通西日本高松支社に委託して作成され、公表後に学生らを対象にしたワークショップで意見を集めた結果、マークには肯定的な意見が多かったが、キャッチコピーには批判的な意見が多かった。

市ではキャッチコピーを制定せず、市長は公募で選ばれた場合はこのデザインにならなかったと述べている。

(要約)

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高松市が採用しなかったロゴマーク案=高松市提供 

 

 高松市は20日、15年ぶりに刷新する新ロゴマークを発表した。当初発表した案から「とにかく きょうも みんな たのしそう」というキャッチコピーを削った。パブリックコメント(意見公募)や、学生らを対象に開いたワークショップで批判的な意見が多かったという。 

 

 市はロゴマークやキャッチコピーを公募せず、電通西日本高松支社に968万円で作成を委託。昨年12月に公表した案は、淡い青色の背景にオレンジ色で「TKMT 高松」というマークで、アルファベットの中に、キャッチコピーが白い文字で埋め込まれていた。 

 

 公表後、市は香川大学や穴吹デザインカレッジなど6団体の45人が参加するワークショップを開催。学生らから「使いやすそう」「言葉遊びがおもしろい」とマークには肯定的な意見があり、「一定程度受け入れられている」と判断した。 

 

 一方、キャッチコピーに関しては、「高松らしさがない」「説明しないと趣旨が分からないものは、キャッチコピーとは言えない」など、批判的な意見が多かった。 

 

■市長「うまくいくか、半々」 

 

 また、市が1カ月かけて募集したパブリックコメントには、市内外の48人から計149件の意見があった。「メッセージ性がゆるすぎてよく分からない」や「稚拙なポエム」など、大半が批判的な意見だった。 

 

 市は「各世代にキャッチコピーが届いていない」として、キャッチコピーは制定せず、マークにも埋め込まないことにした。大西秀人市長は「最初に見たときは、私自身もどんな意味なんだと思ったが、今はアピール力があっておもしろいと思っている。公募で選ぶとしたら、これにはならなかったと思う。うまくいくかどうか完璧な自信があるかと問われれば、半々くらい」と感想を述べた。(内海日和) 

 

朝日新聞社 

 

 

 
 

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