( 269059 )  2025/02/23 15:17:22  
00

兵庫県議の増山誠、岸口実、および白井孝明の3人が、日本維新の会に所属する兵庫県議らが政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首に斎藤元彦知事らの疑惑に関する情報提供を行った問題で、23日に神戸市内で記者会見を開いた。

増山氏は録音データを提供し、岸口氏は真偽不明の文書を手渡し、白井氏も情報提供を行ったことを明らかにしている。

維新の吉村洋文代表が調査を指示し、調査結果が23日夜に公表される予定で、兵庫維新の会でも処分が検討される。

(要約)

( 269061 )  2025/02/23 15:17:22  
00

(左から)兵庫県議の岸口実氏、白井孝明氏、増山誠氏 

 

 兵庫県の斎藤元彦知事らの疑惑に関する情報を、日本維新の会に所属する兵庫県議らが、政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首に提供した問題で、関与した増山誠(46)と岸口実(60)、白井孝明(41)の3県議が23日午後、神戸市内で記者会見する。事実関係や動機を説明する予定。 

 

 増山氏は、2024年10月25日の県議会調査特別委員会(百条委)の録音データを、同31日に立花氏へLINE(ライン)で提供した。片山安孝元副知事に対する証人尋問を録音したものだという。この日の百条委は、斎藤氏の失職に伴う知事選(10月31日告示、11月17日投開票)への影響を避けるため、非公開で実施されていた。 

 

 増山氏は19日夜、インターネット番組で事実を明らかにして「ルール違反だった」と謝罪したうえで「県民に広く伝えることが大事だと思った」と釈明した。 

 

 一方、岸口氏は、知事選告示翌日の11月1日、民間人とともに立花氏と面会し、真偽不明の文書を手渡す場に立ち会った。この文書は、百条委の委員だった竹内英明元県議(25年1月に死亡)を「黒幕」と名指しする内容だった。 

 

 これを根拠に、立花氏がSNS(ネット交流サービス)などで発信し、竹内氏らが中傷される一因となった。 

 

 白井氏は21日、立花氏への情報提供を目的に24年11月1日から計3回、電話で連絡したことを明らかにした。白井氏は「(立花氏の)情報源になったという認識はない」と述べた。 

 

 情報提供の発覚を受けて、維新の吉村洋文代表が、岩谷良平幹事長に調査を指示していた。岩谷氏は23日夜、党としての調査結果を公表する予定。県組織・兵庫維新の会が処分を検討する。【東久保逸夫、大野航太郎、柴山雄太】 

 

 

 
 

IMAGE