( 269536 ) 2025/02/24 17:13:09 0 00 円安、物価高が直撃 円に見切りつける人、安いうどんに並ぶ人 スーパーではため息
コメの高騰に加え、物価高が加速しています。国民の負担軽減が見通せない中、市民生活を苦しめています。
新宿駅そばの外貨両替所。3連休の初日、並んでいたのは…。
両替所スタッフ 「香港ドル10万3500ドル。こちらの金額になります」
両替に訪れたのは、自営業の男性です。
自営業(20代) 「200万円分を香港ドルに替えました」
21日の終値は1ドル=149円24銭と150円を割り、およそ2カ月半ぶりの円高水準となりました。とはいえ、数年前に比べると、まだまだ円は安い水準です。
このタイミングで外貨に両替したのはなぜでしょうか。
自営業(20代) 「日本円の価値がどんどん毀損されていく世の中で、外貨に移して、投資や資産保全リスクの回避のために」
香港の銀行にも口座をもつ男性は、日本円に見切りをつけていました。
23日、都内にできていたのは、さらに長い列です。
東京初出店となる「資さんうどん」両国店です。オープンから2時間以上経ちましたが、100人以上が並んでいます。
肉ごぼ天うどんが人気、九州発のうどん店が都内に初出店しました。
30代 「うどんもけっこう入っていたよね」
40代 「ごぼ天がおいしかった」
40代 「安いから便利。安いです、安いです」
味や量だけでなく価格も魅力のうどん店。安くて満足できる食事を求めた人も多かったはずです。
3日前に発表された1月の消費者物価指数。普段手にする生鮮食品を含めると、前の年の同じ月に比べ4.0%にまで上昇しました。4%台は2年ぶりのことです。
消費者は、どう感じているのでしょうか。
80代 「高いね、実家が農家だったから余計ね」
2人で生活する女性は、週1回の特売日に買いだめをしています。
80代 「1万5000円くらいじゃないかな。モノが高くなったからね。すごいですもの」
痛感する物価高。それはスーパーも同じです。
マルサン越谷花田店 八木栄樹店長 「食べ盛りの家族がいるお客様はかなり出費がかさんでしまう。一番困っています」
コメは1年で70.9%も上昇。比較可能な範囲で過去最大の上げ幅となりました。野菜もキャベツが192.5%、ハクサイは109.9%など値段が上がっています。
スーパーは、少しでもお得な商品を作ろうと取り組みます。その裏側を見せてもらいました。
八木店長 「これ2000パック、オッケー?」
たまご担当 「え…数量限定にしましょう」
八木店長 「数量限定で169円。これでオッケー?」
たまご担当 「オッケーです」
店ではチラシ広告だけでなく、SNSで日々お得情報を発信しています。
メモを見ながら買い物をする女性。買いたい物の横には、価格が書き込まれています。
80代 「広告、ネットに入っているんで、毎週来るときは見てから」
家族が何パックも積んでいるのは、特売の肉です。
30代 「1週間分、買いに来ているんで、こんな感じです」
1歳10カ月になったひとり娘は、食べ盛りです。
30代 「(食べる)量が増えると思うので、金額が心配ですね」 「(Q.値段が上がったら困るのは)牛乳。よく飲むんで。(値上げは)もうここまでにしてほしいですね」
(「グッド!モーニング」2025年2月24日放送分より)
テレビ朝日
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