( 269671 ) 2025/02/25 03:52:52 0 00 記者会見する日本維新の会の(左から)増山誠氏、岸口実氏、白井孝明氏(23日、神戸市中央区で)=宇那木健一撮影
兵庫県知事の内部告発問題に絡み、日本維新の会の県議が政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏への県議会百条委員会の音声データや文書の提供に関与したことを受け、県組織「兵庫維新の会」が、元百条委委員の増山誠氏(46)を最も重い除名処分、元副委員長の岸口実氏(60)を離党勧告処分とする方向で検討していることが複数の維新関係者への取材でわかった。
兵庫維新は24日、党紀委員会を神戸市内で開き、増山、岸口両県議に対する聞き取り調査を非公開で実施。早ければ25日の執行役員会で処分内容を決定し、26日に公表する方針。
日本維新が実施した調査や本人の説明によると、増山氏は昨年10月下旬に立花氏と連絡を取り、知事選告示日の同月31日、神戸市内のカラオケ店で面会。同月に非公開で行われた百条委の証人尋問で自身が録音した音声データと、備忘録として作成したメモを渡した。
岸口氏は昨年11月1日、同市内のホテルで民間人とともに立花氏と面会。2人のうちどちらかが文書を提供した。文書には、先月亡くなった竹内英明前県議について、斎藤元彦知事を陥れた「黒幕」などと記載されていた。
このほか、日本維新は県議の白井孝明氏(41)が立花氏と電話し、文書の内容を確認されるなどしたとして調査を進めている。兵庫維新は、この調査結果を踏まえ、白井氏の処分内容を検討する方針。
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