( 270094 )  2025/02/26 04:50:10  
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ANAホールディングスは2028-2033年度にボーイング、エアバス、エンブラエルから77機の航空機を発注することを発表した。

この発注は過去最大で、国際線の成長を促進するとともに国内線に中小型機を導入し、需要の変化に柔軟に対応する狙いがある。

発注額は約2兆1580億円で、2028年度から受領が始まる。

この発注により、ANAグループの運用機数は2023年度の278機から2030年度末には約320機に増加する予定だ。

ボーイングから787-9型18機と787-8型12機、エアバスからA321neo型24機とA321XLR型3機、エンブラエルからE190-E2型20機を調達する。

ボーイングの787シリーズは中長距離路線を担当し、国際線での割合を71%まで引き上げ、座席利用率と収益性を向上させる。

また、エンブラエルから導入される100席クラスの小型機を使って、国内線の中小型機比率を90%に高める計画だ。

(要約)

( 270096 )  2025/02/26 04:50:10  
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 2月25日、ANAホールディングスは2028─33年度に航空機77機を発注すると発表した。写真はANAの機体。2020年10月、羽田空港で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato) 

 

Nobuhiro Kubo 

 

[東京 25日 ロイター] - ANAホールディングスは25日、米ボーイング、欧州エアバス、ブラジル・エンブラエルの3社から計77機を調達すると発表した。同社として過去最大の機数を発注し、成長する国際線を拡大するとともに、国内線に中小型機を増やして需要変動に機動的に対応する。  

 

発注額は、値引きのないカタログ価格で約2兆1580億円。2028年度から33年度に順次受領する。ANAグループ全体の運用機数は、2023年度の278機から30年度末に約320機へ増える。 

 

ボーイングから「787-9」18機と「787-8」12機(うち4機がオプション)、エアバスから「A321neo」24機と「A321XLR」3機、エンブラエルから「E190-E2」20機(同5機)を調達する。 

 

中長距離路線をカバーできるボーイングの787シリーズの割合を国際線で約71%(19年度末で約55%)まで上げ、座席利用率と収益性の向上を図る。現在保有していない100席クラスの小型機をエンブラエルから導入し、国内線の中小型機比率を約90%(同85%)に高める。 

 

 

 
 

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