( 270184 )  2025/02/26 15:08:37  
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和歌山県白浜町で、20代男性の自殺を防いだタクシー運転手に感謝状が贈られた。

男性は三段壁に向かうタクシーに乗車し、津田恵二さんが話を聞いていると、男性は泣き始めた。

津田さんは男性が自殺を考えていると判断し、警察に連絡した。

男性は家族に引き取られた。

警察から感謝状を受け取った津田さんは、「自殺にも勇気が必要だろう。

今後は何でもできるはずだ」と励ました。

(要約)

( 270186 )  2025/02/26 15:08:37  
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(写真:読売新聞) 

 

 和歌山県警白浜署は25日、白浜町の三段壁を訪れた中部地方に住む20歳代男性の自殺を防いだとして、タクシー会社「白浜第一交通」運転手、津田恵二さん(66)に感謝状を贈った。 

 

三段壁(和歌山県白浜町で) 

 

 同署や津田さんによると、男性は12日午後6時25分頃、JR白浜駅から1人で、津田さんのタクシーに乗車し、三段壁に向かうよう求めたという。既に日は暮れており、観光に来るには不自然だった。 

 

 津田さんは車を走らせながら「食事はどうするんや?」「宿は取っているんか?」などと問いかけたが、答えは曖昧だった。信号で停止した時、ふと、「悩みとかあるんか?」と尋ねてみた。振り向くと、男性は涙を流して泣いていた。津田さんは自殺しようと白浜に来たと確信し、自らの判断で同署に連れて行った。その後、男性は家族に引き取られたという。 

 

主な相談窓口 

 

 同署で25日、贈呈式があり、中田聖署長が津田さんに感謝状を手渡した。中田署長は「違和感を感じてくれて、ありがたかった」と述べた。津田さんは「自殺をするにも、やめるにも勇気が必要だろう。思いとどまったのだから、これから何でもできるはずだ」と男性をいたわった。「白浜は楽しく、遊びに来る場所だ。尊い命を失わないでほしい」と話した。 

 

 

 
 

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