( 270246 ) 2025/02/26 16:13:26 0 00 立花孝志氏
政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首は25日、千葉県知事選(27日告示、3月16日投開票)に立候補を表明し、選挙運動を兵庫県内で展開すると自身のYouTubeチャンネルで明らかにした。
SNSに「選挙運動は千葉県で行わず全て兵庫県で行う」と投稿後、YouTubeチャンネルで告示日のあす27日のみ「標旗の受け取りなどがあるため」として千葉県船橋市で第一声を上げると説明。2日目以降は兵庫県や大阪府で演説をする予定という。
兵庫県で選挙活動をする目的は、斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題を巡り、日本維新の会所属の県議が自身に告発者の私的情報などを漏らした問題について「言いたいことが山ほどあるから」とした。立花氏は自身の主張を訴えるために千葉県知事選を“利用”する形となる。
公選法に選挙区外での選挙運動を禁止する規定はない。千葉県選挙管理委員会によると、ポスターは選挙区内の決められた掲示板にしか張ることができないため、兵庫県内での掲示はできず、それ以外の街頭演説やビラ配布については規定はない。選管担当者は取材に「どのようなやり方をされるのか分からないので実際の選挙活動を見ないと可能か不可能か判断できない」と困惑を隠さなかった。
千葉県知事選を巡っては、当初、他候補の当選を目的として立候補する立花氏の「2馬力」行為に注目が集まっていた。昨年秋の兵庫県知事選で斎藤氏への投票を呼びかけ、千葉県知事選では現職の熊谷俊人知事への2馬力行為を明言。SNSの発信を巡り主張が対立している中での行為に「ほめ殺し」(陣営関係者)との見方も浮上。熊谷氏は「やめていただきたい。迷惑だ」とけん制し、警察や選挙管理委員会に相談済みだった。
この日、立花氏は2馬力行為に関しては否定。千葉県知事選出馬の目的を情報漏えい問題の主張へと切り替えたとみられる。千葉県の有権者からは「千葉県に何のメリットがあるのか。疑問しかない」(50代男性)との声が上がった。
|
![]() |