( 270404 )  2025/02/27 03:21:38  
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橋下徹氏は、兵庫県の斎藤元彦知事の告発文書問題に関して、日本維新の会所属の県議が真偽不明の文書や百条委員会の音声データを提供したことを問題視し、情報は有権者に伝えるべきだと述べた。

増山誠県議が提供した秘密会の音声データについては、ルール違反で処分されるべきと指摘し、秘密会を開いた意味やプライバシーの議論を指摘した。

増山議員の行動を失格としつつも、報道機関に情報提供するべきだったとも述べた。

(要約)

( 270406 )  2025/02/27 03:21:38  
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 橋下徹氏 

 

 橋下徹弁護士が26日、カンテレ「旬感LIVE とれたてっ!」に出演。番組では、兵庫県の斎藤元彦知事の告発文書問題で、昨秋の知事選時期に日本維新の会所属の県議が、真偽不明の怪文書や、非公開で行われた百条委員会の音声データなどをNHK党の立花孝志氏に提供していた問題を取り上げた。橋下氏は「少数意見かもしれないけど、問題提起したい。世間が誤解しているところもあると思う」と述べた。 

 

 増山誠県議が県知事選に配慮して非公開で行われた昨年10月の百条委員会の秘密会(知事選後に動画公開)の音声データを提供した件については、橋下氏は、増山議員が秘密会にすることに同意した以上は「ルール違反で、名前も明らかになってしまったので、処分は仕方がない」とした。 

 

 そのうえで増山氏の処分とは別に、音声データが漏洩された百条委の秘密会について「そもそも、あれ秘密にすべきだったのか?選挙に影響が出るからって、有権者には可能な限り情報は伝えなきゃいけないですよ。秘密にするってのは、よほどの事情があっての秘密会であって、選挙に影響与えるから秘密なんて、おかしい。隠したことが、そもそも選挙に影響を与えてしまっているじゃないですか」と述べた。 

 

 一方で「プライバシーを守るために秘密会にしたのなら、その中でプライバシーの問題を含めて議論しないといけない。ところが秘密会で何が行われたかというと、奥谷委員長が、プライバシーの話が出てきた時に、その話はしないでくださいと」と指摘した。 

 

 当該秘密会では、出席した片山安孝前副知事が、斎藤知事を告発した人物の公用パソコンに「倫理上問題のあるファイルがありました」と述べると、委員長の奥谷謙一県議が「証言していただかなくて結構」と制止。片山氏が続行しようとしたが、奥谷委員長が遮り、強制終了していた。 

 

 橋下氏は「全く意味不明じゃないですか。選挙に影響するから秘密会、まずそれがおかしい。仮に秘密会が成立したのなら、プライバシーの問題を議論すればいい。なんで止めるんですか?」と指摘した。 

 

 斎藤知事を巡る問題では「メディアが何か物事を隠したと世間に見られた。それを暴いたのが立花さん、こういう構図になった」と指摘。「よほどの事情がない限り、隠しちゃいけない」とし、百条委についても「プライバシーの話で全部蓋をしてしまった。ことの真相を。積極的に議論するのが秘密会なんじゃないですか」と語った。 

 

 増山議員の行動を「政治家としては失格」とする一方で、「奥谷さんがプライバシーの話で蓋をした。そしたら異議が出た。増山さんはその立場。(片山氏に)しゃべらせないのはおかしいんじゃないのと。立花さんに情報を漏らした」と構図を説明。ただし、これが増山議員が名前を伏せて「関係者」として、「秘密会で議論しなきゃいけないのに、委員長が蓋をしたのはおかしいのではないか」と問題提起として報道機関に情報提供していれば「報道として十分に成立する話だったと思う」とした。 

 

 

 
 

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