( 270574 )  2025/02/27 14:34:12  
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国民民主党の玉木雄一郎代表は、自民党と公明党が提案した所得税改革案に対して厳しい批判を行った。

案には所得制限が含まれており、玉木氏はこれを「異形の形」として非難し、協議が破断した。

一方、日本維新の会は授業料無償化に合意し、税制改正関連法案にも賛成する見通し。

玉木氏は20年度の制度導入によって税制が不均衡になったと指摘し、「細かい所得制限が設けられた異形の姿」「複雑で中立性に反する」などと述べた。

また、ガソリンの暫定税率廃止の回答がゼロであり、「3党の約束は破られた」として支持者に謝罪。

しかし、「諦めずに取り組む」と力を貸すよう支援を呼びかけた。

(要約)

( 270576 )  2025/02/27 14:34:12  
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国民民主党の玉木雄一郎代表 

 

 国民民主党の玉木雄一郎代表(役職停止中)は26日夜、X(旧ツイッター)への投稿で、「年収の壁」の見直しで自民、公明両党が提示した新案について、「異形の形になった」と痛烈に批判した。 

 

 与党が示した案は、所得税の課税の最低ラインである「年収の壁」について、年収850万円を上限に4段階で非課税枠を設け、最低ラインの「壁」を160万円へ引き上げる内容。国民民主党は所得制限の撤回を求めて譲らず、3党での交渉は”破断”となった。 

 

 一方、高校授業料の無償化などで合意した日本維新の会は、国会で修正する予算案とあわせて税制改正関連法案にも賛成するとみられている。 

 

 玉木氏は投稿で、そもそも2020年度に基礎控除に所得制限が導入されたことで制度がいびつになったと指摘した上で、今回の与党案は「さらに細かい所得制限が設けられ、”異形の姿”となった」と強い言葉で非難。「将来に大きな禍根を残すだろう」と言ってのけた。 

 

 添付した画像では、4段階の所得制限による非課税枠の違いをグラフで示した上で、「『壁だらけ』で障害物競走!?」と強烈に皮肉った玉木氏。「極めて複雑な仕組みとなり、税の『公平、中立、簡素』の原則に反している。『二重累進』と呼んでもいい内容だ」「現役世代、とりわけ中間層以上のメリットが極めて薄い」などと、国民が同意できなかった理由について記し、「私たちが目指した税制改正とは全くかけ離れた姿」と切って捨てた。 

 

 併せて求めていたガソリンの暫定税率廃止がゼロ回答だったことを含めて「3党の幹事長合意の約束は破られたと言わざるを得ない」と断言。「まだまだ力不足」と認め、「応援いただいた皆さんの期待に応えられず、申し訳ない気持ちでいっぱいだ」と支持者らに謝罪。「でも、諦めずに取り組みたい。手取りを増やす戦いはこれからだ。力を貸してほしい」とさらなる応援を求めた。 

 

中日スポーツ 

 

 

 
 

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