( 270694 )  2025/02/27 16:55:37  
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Z世代の女子高校生の間で流行している「ワッペ」というスクールバッグについての記事。

この「ワッペ」は元々1986年に誕生し、そのデザインやカラーバリエーションで女子高生たちに人気がある。

最近では、新旧2つの「ワッペ」が争奪戦となっており、特に元祖の方が人気が高い。

元祖ワッペは希少性もあり、買うのに困難な方法をとっているため、女子高生たちの間で購入をめぐる熱いバトルが続いている。

(要約)

( 270696 )  2025/02/27 16:55:37  
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Z世代の流行を調査する「SHIBUYA109 lab.」でも2025年のトレンド予測にあがっている「ワッペ」。今、女子高校生の間で「派手でカワイイ」「キラキラJKの称号」と争奪戦も巻き起こっています。 

 

■超人気の「ワッペ」って何? 

 

そもそも、「ワッペ」って知っていますか?街で聞いてみると… 

 

「ワッペン?」(50代男性) 

 

「全然想像がつかない」(30代男性) 

 

一方、女子高生50人に聞いたところ、8割が「知っている」と回答。 

 

「みんな結構持っています」(高3女子) 

 

「JKといったらワッペみたいな」(高3女子) 

 

「めっちゃ大容量。革とかよりも伸びるし体操着とか教科書とかも全部入る」(高3女子) 

 

そう、「ワッペ」とは…とある“スクールバッグ”の愛称! 

作っているのが、元プロ野球選手の桑田真澄さんも愛用していたことで知られる野球用品メーカーの『ワールドペガサス』ということで、略して「ワッペ」と呼ばれているのです。 

 

■40年前に誕生した「ワッペ」 

 

ナイロン生地でできたトートボストン形状の四角いバッグ、「ワッペ」。 

スクールバッグといえば紺色やグレーが定番ですが、ワッペは、ピンクやパープルなどカラーバリエーションが豊富なところも人気の理由のようです。 

 

「なんかギャルっぽい。派手でカワイイ。目立つ!」(高3女子) 

 

「やっぱ色がめっちゃあるから、みんなバラバラで持ったらカワイイ」(高1女子) 

 

「カバンは校則ないので、そこで個性を出せたら良いなって」(高3女子) 

 

一方、あまりの人気ぶりに、「ワッぺだと“先輩に目を付けられたり”マジでヤバい、怖い」(高1女子)、「“マウント”とか。先輩後輩で戦いがある」(高3女子)なんて現象まで起きているといいますが、そもそもワッペの始まりは約40年前。 

 

1986年に「都立片倉高校」(東京・八王子) の学校指定バッグとして誕生し、そのデザイン性から他の学校にも注目されるようになったのだとか。 

 

『ワールドペガサスジャパン』専務取締役 西島唯博さん: 

「その当時に使っていた女子高生が今お母さんになって、娘に『学生時代に使っていたバッグ懐かしいよね』と買い与えたりというのはあると思う」 

 

 

■「キラキラJKの称号」“特別な”ワッペ 

 

そんな「ワッペ」の中には、激しい争奪戦になっているものも! 

 

高3女子: 

「“元祖ワッペ”を持ってっているとすごいねって」 

 

そう、ワッペには1986年当時からの【元祖ワッペ】と、2024年11月から発売された【新ワッペ】の2つがあり、デザインはほぼ同じですが、大きさやカラーバリエーション、生地などが微妙に違います。 

▼【元祖ワッペ】高さ30cm×横42cm×奥行17cm/全9色(5170円) 

▼【新ワッペ】高さ26cm×横44cm×奥行15cm/全5色(7590円) 

 

THE TIME,マーケティング部 原千晶部員: 

「結構、新ワッぺは生地が硬いです。元祖ワッぺは柔らかい」 

 

そして、女子高生の間で一目置かれる存在になっているのが、元祖の方。 

 

「後ろにリュックみたいに背負った時にカワイイのが元祖ワッペ」(高3女子) 

 

「ちょっと自慢げに持てるみたいな」(女子・高校生) 

 

「キラキラJKの称号」(高1女子) 

 

■「1000回以上電話しても買えない…」ナゼ? 

 

元祖ワッペに憧れる理由には、「売り始めて1秒で売り切れるみたいな」(高1女子)という、なかなか手に入らない“希少性”もあるようです。 

 

新ワッぺは全国350以上の店で購入出来るのに対し、元祖ワッぺが買えるのはわずか1店舗、東京・八王子にある『マルミ 運動具店』だけ。 

しかも、購入する方法は電話注文のみ!ということで… 

 

「再発売しましたってなったら、全国のJKが電話する」(高3女子) 

 

「みんなすごい必死に買っている。ワッペ戦争みたいな」(高3女子) 

 

「ワッペ戦争は無理です。全然勝てない」(高1女子) 

 

中には「1473回電話した」「1161回かけた」という子も!ワッペを巡る女子高生の死闘は、しばらく続きそうです。 

 

(THE TIME,2025年2月26日放送より) 

 

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