( 270841 ) 2025/02/28 03:38:19 0 00 FNNプライムオンライン
林官房長官は、27日午後の記者会見で、去年1年間に生まれた子どもの数が速報値で約72万人となり、統計開始以降、最も少なくなったことについて、「多くの方々の子どもを産み育てたいという希望が実現しておらず、少子化に歯止めがかかっていないものと考えている」と述べた。
厚生労働省によると、去年1年間で生まれた子どもの数を示す出生数は、速報値で72万988人。出生数が減少するのは9年連続で、統計を開始した1899年以降、過去最少となった。
林長官は、「政府として、児童手当の抜本拡充など子育てに係る経済的支援の強化や、若い世代の所得向上に向けた取り組み、全ての子ども・子育て世帯を対象とする支援の拡充などを着実に実施するとともに、賃上げ、労働市場改革など若い世代の所得を増やすこと、地方自治体が行う出会いの機会の場の提供への支援などに取り組んでいる」と説明した上で、「希望する誰もが子どもを持ち、安心して子育てができる社会の実現に向け、総合的に施策を推進していく」と強調した。
フジテレビ,政治部
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