北米仕様のV37スカイラインセダンが登場し、サンルーフと左ハンドルが特徴的なスタイリングであり、20インチのリムを上手に履きこなす秘密が紹介されている。

足回りでは20インチのリムを選択し、自然なキャンバーでタックインさせており、細かな調整とワンオフ製作によりエアサスバッグとのクリアランスを確保している。

高品質なスラムドスタイルが完成した。

（要約）

北米仕様のＶ37スカイラインセダンが登場！　サンルーフにウインドー越しの左ハン ドルを引き立てるスタイリングのキモとなるのが、上質感たっぷりなスラムドっぷり。 自然に見えるキャンバーで20インチ×太リムをスマートに履きこなす秘密を探る。 

低く構えたボンネットと動きのあるプレスラインがキワ立つV37スカイラインセダン。下品さが微塵も感じられないスラムドフォルムをよく見れば、左ハンドルにサンルーフを備えたレアな北米仕様じゃない！　オーナーサンがこだわったのが、そんな北米仕様の素性を活かしたシンプルだけどワカる人にワカる魅せるスタイルだった。 

　最大のポイントが足回りだ。V37セダンでシャコタンにする場合は19インチが一般的なところを、フェンダーアーチとのバランスを考えて１サイズ大きな20インチをセレクト。それをエアサスで下げ、前5度／後6度という自然なキャンバーでタックインしている。　このキャンバー角はアームを使 

わずとも出せる数値だが、前10.5／後11.5Ｊという太いリムのマウントは簡単なことじゃない。そこで行ったのが、326パワーによるナックルのワンオフ製作だ。ナックルの短縮化はカットする部分で下がり方が変わるだけでなく、エアバッグと干渉する場合がある。まさに精緻を極めた採寸と幾度の調整により、エアサスバッグとのクリアランスを絶妙に逃がしている。 

　不要なアームを取り込まないためアライメントには相当時間がかかったというが、20インチ×太リムをサラリと立て気味に収めることに成功している。分かる人が見れば分かる上質感たっぷりなスラムドスタイルが仕上がったというワケだ。 

●BASE CAR：2015 INFINITY Q50 

●WHEELS：WORK ZEAST ST3（F＝20×10.5J+40 / R＝20×11.5J+45） 

●TIRES：FALKEN FK510（F＝255/30-20 / R＝295/25-20） 

●SUSPENSIONS：KAZ-SUS FULLCOM VERSION KIT , SHORT KNUCKLE（-20cm） , V36SEDAN F&R Upperarm , Raerlower Brackets 

●TUNING：INJEN Airintake , G-CREST One-off Muffler 

スタンス・マガジン編集部