( 271884 )  2025/03/04 05:23:17  
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セブン&アイ・ホールディングスは、井阪隆一社長が退任し、後任にスティーブン・ヘイズ・デイカス氏を起用する方向で調整中。

外国人がセブンのトップに就任するのは初めて。

セブンはカナダ企業から買収提案を受けており、自社株買収も検討していたが、買収資金確保に苦慮し、先行きが不透明。

デイカス氏は特別委員会のトップを務め、企業価値向上策について議論してきた経験がある。

(要約)

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(左)井阪隆一社長、(右)スティーブン・ヘイズ・デイカス氏=セブン&アイ提供 

 

 セブン&アイ・ホールディングスは、井阪隆一社長(67)が退任し、後任に、社外取締役を務めるスティーブン・ヘイズ・デイカス氏(64)を起用する方向で調整に入った。 

 

 セブンのトップに外国人が就任するのは初めてとなる。近く取締役会を開き、決定する。 

 

 セブンは現在、カナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタールから買収提案を受けている。対抗策として、セブンの創業家が経営陣による自社株買収(MBO)を検討してきたが、8兆~9兆円規模となる買収資金確保に苦慮し、断念するなど、先行きが不透明となっている。 

 

 デイカス氏は、買収提案のほか、セブンによる自力での企業価値向上策について議論する特別委員会のトップを務め、セブンの現状について理解が深い。トップ交代により、今後の経営判断について株主の理解を得たい考えだ。 

 

 

 
 

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