( 271964 )  2025/03/04 06:56:24  
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兵庫県の斎藤元彦知事に関する告発文書を調査している百条委員会の奥谷謙一委員長は、報告書をまとめ、公表のための協議会が行われた際に「報告書がまとまった」と述べました。

斎藤知事に対する疑惑や県の対応について指摘があり、報告書を最終調整して3日に公表し、県議会に提出する予定です。

報告書には、パワーハラスメントや不適切な行為に関する指摘、公益通報者保護法違反についての検討結果が含まれています。

奥谷委員長は、協議会の終了後に、協議を通じて合意点を見出すことができたと述べました。

(要約)

( 271966 )  2025/03/04 06:56:24  
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百条委員会の奥谷謙一委員長(3日) 

 

 兵庫県の斎藤元彦知事の“パワハラ”などの疑惑を告発した文書について調べる百条委員会で、3日、報告書のとりまとめに向けた非公開の協議会が行われ、奥谷謙一委員長は「報告書がまとまった」と明かしました。細かな表現を最終調整の上、4日に改めて百条委員会を開き、完成した報告書を公表した上で、県議会に提出するということです。 

 

 兵庫県議会の百条委員会は、非公開の協議会で、斎藤知事の県職員への“パワハラ”などの疑惑や、当初の県の対応が公益通報者保護法違反にあたるかどうかに関する報告書のとりまとめを進めていました。 

 

証人尋問に出席した斎藤元彦・兵庫県知事(去年12月) 

 

 県の関係者によりますと、職員への“パワハラ”について、「パワハラ防止指針が定める定義に該当する可能性があり、不適切な叱責があったと言わざるを得ない」と指摘。県産品の物品受領に関して「PR等ではなく、斎藤知事個人として消費していたと捉えられても仕方がない行為もあった」としています。 

 

 また、告発者探しを行うなどした県の対応について、「公益通報者保護法上の外部公益通報にあたる可能性が高く、県の初動は不適切な対応に終始し、調査方法や記者会見、公益通報の在り方についても問題なしとはいえない」と指摘した上で、斎藤知事に対し「兵庫県のリーダーとして厳正に身を処していかれることを期待する。県の混乱と分断は憂うべき状態にあることを真摯に受け止めなければならない」と記載しています。 

 

 報告書は3日に出た意見を踏まえて最終調整し、4日に開く百条委員会で公表の上、議会に提出するということです。 

 

 奥谷委員長は協議会の終了後、「当初は意見のへだたりもあったが、協議を重ねる上で合意点を見出すことができてよかった」と話しました。 

 

 

 
 

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