( 272674 )  2025/03/07 05:04:33  
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山本太郎議員は、予算委員会で、石川県の自衛隊派遣に関する経緯を追及し、防衛省と自民党の対応を批判した。

さらに、防衛省幹部の参考人招致を求め、総理にも災害現場を訪れるよう要請した。

一方、石破総理は、国会での指摘を受け、実態を把握する必要があると述べた。

(要約)

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山本議員 

 

 6日、参議院予算委員会にて、れいわ新選組の山本太郎議員が能登半島への自衛隊派遣について追及した。 

 

 山本議員は2024年9月に石川県能登地方において発生した記録的大雨による土砂災害を受け、11月に馳知事が自衛隊の災害派遣要請を求めたが、防衛省から緊急性・公共性・非代替性という自衛隊災害派遣の3要件を満たさないと回答された経緯を説明。 

 

 そして「とてつもない土砂量、その撤去の多くを事実上ボランティアに丸投げすることになった。その後、12月6日、16日、本委員会で私が総理に自衛隊派遣の検討をお願いしても『石川県から派遣要請を受けていない』の一点張り。総理は検討することさえ拒んだ。馳知事の大きな間違いは、被災自治体としてさっさと正式に要請すればよかったものを、災害派遣の決定権限もない自民党の重鎮たちに水面下でお伺いを立て続けたことだ」と述べ、被災自治体からの自衛隊派遣の要請を過去に断った事例が直近10年にはないことを確認した。 

 

 その上で「政府は正式に派遣要請をされる前に知事に派遣要請を諦めさせた、握り潰したとも言える。『そうじゃない』と言うのであれば、そもそも派遣要請も出されていないのに、一体何の権限で、防衛省幹部は『3要件に当てはまらない、まだ満たしていない』と評価して、それを大臣に伝えたのか?」として防衛省幹部の参考人招致を求めた。 

 

 さらに「本来、県民の命を預かる知事は、こんな水面下でのお伺いなしに直接自衛隊の派遣要請をする権利あるはずだ。自衛隊派遣が必要なほどの災害なのに、解散総選挙を優先させた、その批判をかわすために、派遣要請が出されぬよう水面下で画策することはあまりにも不適切、鬼畜の所業だ。被災地の復旧復興を、永田町と霞ヶ関で、邪魔しないでいただきたい」と述べ、石破総理に「お弁当を届けたり、重機で泥のかき出しをしているのは災害NPOだ。総理、もう一度知事とお話し合いいただけないか。本当に大丈夫なのかということを確認いただけないでしょうか」と要請した。 

 

 石破総理は「私どもは鬼畜の所業をしたつもりは全くない。今(山本)委員が言ったように、実態を常に把握するのは大事なことだ。この国会の場で山本委員からこのような指摘を受けたので、私自身、しばしば馳知事とは連絡を取っているが、実情がどうなっているかというのを把握させてもらう」と回答。 

 

 山本議員は「ただし、知事ははっきり言って現場を知らない。現場を見ていただきたい、総理にも。岩手の山火事にも視察に行っていただきたいし、そして能登にももう一度入っていただきたい。よろしくお願いします」と述べた。 

(ABEMA NEWS) 

 

ABEMA TIMES編集部 

 

 

 
 

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