( 272906 ) 2025/03/08 04:09:53 0 00 神戸市内で会見した(左から)兵庫県議の増山誠氏、岸口実氏、白井孝明県議
日本維新の会の県組織・兵庫維新の会へ離党届を6日に提出した兵庫県の白井孝明(たかひろ)議員が同日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、やはり維新を離党した増山誠県議の感謝の言葉を伝えた。
白井氏と増山氏は斎藤元彦兵庫県知事を告発した文書問題をめぐり、政治団体「HNKから国民を守る党」の立花孝志党首に情報を伝えるなどしたことを認めていた。増山氏は2月23日に離党届を提出。党からも離党勧告を受けており、無所属で県議を続けることを明かしていた。
5日の本会議では、文書問題について調査した調査特別委員会(百条委員会)の報告書を採択。増山氏は、反対討論を行っていた。反対票を投じたのは増山氏、白井氏だけ。同様に立花氏と接触し、維新から除名された岸口実氏は退席しており、報告書は賛成多数で採択された。
百条委の奥谷憲一委員長が、報告書の「総括」を改めて読み上げた際には出席していた議員から拍手が起きていた。一方で増山氏は、百条委の結論が出る前に議会で斎藤知事への不信任案が可決されたことを指摘。「外形的中立性・客観性が損なわれており、議会自らが下した不信任決議を正当化する結論、すなわち不信任決議をしたことは正しかったという結論を導く組織になっているとの構造的な問題から免れることはできません」と反論していた。増山氏の反対討論では議員はシーンとしたまま。ただ、増山氏が討論を終えて退席する時に傍聴席から大きな拍手がわき起こっていた。県民と議会との乖離を示す形となった。
白井氏は6日の投稿で「皆様からの沢山の応援のコメントいただき誠にありがとうございます」と感謝。「増山さんが投稿されないと思うので私の方から裏話を少し」と前置きして、増山氏の言葉を紹介した。
「昨日議会が終わり県公館から歩いて帰ってる際に増山議員から『今日拍手もらえるなんて思ってなかったわ。1人で静かに出て行くと思ってたし。本当に心強かったよね。』と思わず本音がこぼれました。」と伝えた。続けて「我々は鉄の心を持ってるわけではありません」と明かし、不安があることも吐露。「そんな時は皆様からいただきましたコメントを見て励まされております。ありがとうございます。」と白井氏自身からも感謝を伝えた。
(よろず~ニュース編集部)
よろず〜ニュース
|
![]() |