( 273249 )  2025/03/09 04:51:59  
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元衆院議員の掘井健智氏が兵庫県知事の斎藤元彦知事に関するコメントをツイッターで発表しました。

維新の会が除名や離党勧告を行った3人の県議について、党の方針に沿った処分だと述べました。

斎藤知事のパワハラ文書問題についても維新のスタンスの変化や不信任案に賛成した経緯などを振り返りました。

また、斎藤氏への批判が強まる中で維新も悩み、「斎藤批判の声は止まらず、結局不信任決議案を出した」と説明。

結果的に斎藤批判に賛成し、維新を離れた3県議についてもコメントしました。

(要約)

( 273251 )  2025/03/09 04:51:59  
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兵庫県の斎藤元彦知事 

 

 日本維新の会の元衆院議員で、過去には兵庫県議会議員も務めていた掘井健智(けんじ)氏が5日、自身のX(旧ツイッター)に長文を掲載し、県組織・兵庫維新の会から除名された岸口実氏、離党勧告を受けて離党した増山誠氏、離党届を提出した白井孝明(たかひろ)氏についてコメントした。 

 

 堀井氏は、3県議の処分について「兵庫県の有権者から『戦っていた彼らを切り、維新は保身に走った』と批判されています。」と前置き。党の考え方に沿った処分だということを説明した上で「彼らが百条委員会で取り組んできた姿勢を思い起こせば、党から離れるのは非常に残念だと感じています。」と思いをつづった。 

 

 斎藤元彦知事を巡る文書問題について、当初の維新のスタンスは「パワハラ問題は専門家で構成される第三者委員会が有効であると考えたため、百条委員会の設置には反対」だったと説明。しかし「徐々に百条委員会の目的が、『パワハラ問題』から『内部通報が有効かどうか』に変わ」ったとし、「斎藤知事を辞めさせたいという空気の中で、メディアや県民から斎藤知事は批判されました。知事を推薦した日本維新の会も同じく、悪いと叩かれていました。」と“空気”が斎藤氏批判に傾いたと振り返った。 

 

 斎藤氏への批判が強まる中で維新も「悩んで」いたという。当初は「パワハラが認定されるまでは不信任は出さない」としていたが、結局「斎藤批判の声は一向に止むことなく、ついに斎藤知事に『出直し選挙』を打診し、不信任決議案を出したのです。」と経緯を明かした。 

 

 不信任案に賛成したことについて「あの時の大衆の空気に逆らうことが果たしてできたのかどうかです。維新の会は数回にわたって党内で議論をしましたが、政治集団としての結果的判断は『知事出直し』でした。」と“空気”を考慮しての賛成だったとした。「我々執行部の判断に迷いがあった」ことも認めた。 

 

 結果的に維新を離れることになった3県議については「他党の党首に助けを求めたことは党人として良くなかったと思います。」と指摘。一方で「岸口議員と増山議員の性根は『改革派が負けてはならない』ということであって、それが『一縷の望み』でもありましたから、除名、離党勧告はやはり非常に残念です。」と率直につづった。 

 

 結論を出す前に不信任案を提出し、賛成したという選択をしたことで「百条委員会はもはや機能していなかったのです。」とバッサリ。「21億6000万円もの税金をかけて県知事選を行った結果、県民の信託を得て再任した斎藤知事に対し、再び百条委員会を開催し、同じ結論を出している。この一連の流れこそまさに、県政を停滞させたのではないでしょうか。」と疑問を投げかけた。 

 

(よろず~ニュース編集部) 

 

よろず〜ニュース 

 

 

 
 

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