( 273474 )  2025/03/10 03:28:36  
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自民党の小林鷹之衆院議員は、石破茂首相が高額療養費制度の引き上げを見送ったことについて、政策の二転三転に苦言を呈した。

首相は丁寧なプロセスを通じて国民を理解させる必要があると指摘し、首相の「楽しい日本」キャッチフレーズについても、具体的な道筋が感じられないと述べた。

さらに、夏の参院選に向けて党の国づくりや政策メッセージの重要性を強調した。

(要約)

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小林鷹之衆院議員(酒巻俊介撮影) 

 

自民党の小林鷹之元経済安全保障担当相は9日、石破茂首相が医療費の支払いを抑える高額療養費制度の今年8月からの上限額引き上げを見送ったことについて「政策の意思決定が二転三転していると感じる。責任政党なので政策をつくる際には丁寧なプロセスを組まなければ国民の理解は得られない」と述べ、首相の対応に苦言を呈した。東京都内での自民党大会後、記者団の質問に答えた。 

 

首相は高額療養費制度の方針転換に関し、党大会のあいさつで「もう1度丁寧に、弱い人や苦しいの声を聞き、国民に最も近い自民党になる。それが信頼を回復する唯一の手立てだ」と理解を求めていた。 

 

また、小林氏は首相が「楽しい日本」をキャッチフレーズに掲げていることを踏まえ、「(首相のあいさつからは)楽しい日本をつくるための具体的な道筋というものが私自身は感じられない」と指摘。さらに夏の参院選に向けて「党としてどういう国づくりを目指していくのか、どういう骨太の政策を打ち出していくのかということが重要だが、参院選へのメッセージがあったかというとあまり感じられなかった」と語った。 

 

 

 
 

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