安倍晋三元首相の国葬の招待者名簿が黒塗りで開示された問題について、政府が共同通信が行政不服審査請求した案件を棄却することを16日に裁決した。第三者機関「情報公開・個人情報保護審査会」は、参列が明らかになることで誹謗中傷の恐れがあると指摘し、その見解を踏まえた結果だ。内閣府は2023年の情報公開請求に74%が黒塗りされた名簿を開示したが、共同通信が不服を申し立てていた。(要約)
安倍晋三元首相の国葬の招待者名簿が黒塗りで開示されたことに対する共同通信の行政不服審査請求について、政府は16日までに、棄却すると裁決した。諮問した第三者機関「情報公開・個人情報保護審査会」が、参列が明らかになれば「誹謗中傷を受ける恐れがないとは言えない」との見解を示したのを踏まえた。内閣府は2023年の情報公開請求を受け、黒塗りが74%を占める名簿を開示し、共同通信が不服を申し立てていた。