( 275724 )  2025/03/18 04:19:46  
00

土谷正実元死刑囚の妻が、共同通信の取材に応じ、夫からの手紙のコピーを公開した。

元死刑囚はオウム真理教幹部で、サリン事件に関与しており、妻との交流を通じて「麻原を信じたのが一番の罪だった」と認識したと述べた。

元死刑囚はサリン製造など多くの事件に関わっており、妻は2006年に手紙を受け取り、交流を再開し、08年に結婚した。

妻は夫が重大性を認識するまでに導いたと語り、夫は内省が必要だとしながら、自尊心が強く後悔や否定を感じていたと述べた。

(要約)

( 275726 )  2025/03/18 04:19:46  
00

土谷正実元死刑囚 

 

土谷正実元死刑囚から送られてきた手紙のコピーを手にする妻(画像の一部を加工しています) 

 

 オウム真理教による地下鉄サリン事件から30年を前に、教団幹部だった土谷正実元死刑囚の妻が、17日までに共同通信の取材に応じた。元死刑囚はかつて法廷で松本智津夫元死刑囚=教祖名・麻原彰晃=への帰依を口にしたが、妻とのやりとりを通じ事件の悲惨さを認識し、「麻原を信じたのが一番の罪」と語ったという。 

 

 土谷元死刑囚はサリンを製造するなど多くの事件に関わった。妻によると、中学2年の時、塾講師だった元死刑囚と知り合いに。高校受験を機に疎遠となり、以降は連絡を取っていなかった。だが、刑事裁判中だった元死刑囚から2006年に突然手紙が届き、交流を再開。08年に結婚した。 

 

 交流当初は、教団を自衛するためにサリンを製造したとし「こんなことになって訳が分からない」と人ごとのような受け止めだった。妻から「被害者が私だと考えたら?」などと尋ねられるうち、重大性を認識するようになったという。妻は、もっと内省を深めてほしい部分があったとしながら「自尊心が人一倍強い人だったから、本人なりの後悔、全否定と感じた」と話した。 

 

 

 
 

IMAGE