( 275894 )  2025/03/18 07:33:58  
00

静岡県議会は、富士山登山客から1人4000円の「入山料」を徴収する条例案を可決した。

これにより、静岡県内の富士登山において初めて入山料が設定されることとなる。

これまでの1人1000円の保全協力金は廃止され、係員が配置される3つのルートで入山料が徴収されるほか、一部の登山客については入山規制も行われる。

山梨県も2024年より通行料2000円の徴収や入山時間の制限を実施し、静岡県もこれに続く形で条例案を可決した。

なお、山梨県では2025年には吉田ルートの通行料が4000円に引き上げられる予定。

静岡県は山梨県の規制が一定の効果をもたらしたとして、現地調査を行った上でこの条例を策定した。

(要約)

( 275896 )  2025/03/18 07:33:58  
00

静岡放送 

 

静岡県議会は3月17日、富士山の登山客から1人4000円を徴収する条例案を可決しました。これにより、静岡県では、初めて富士登山に「入山料」がかかることになります。同日に開かれた2月定例会最終日で採決されました。 

 

条例では、これまで支払いが任意だった1人1000円の保全協力金を廃止したうえで、静岡県内の富士宮、御殿場、須走の3つのルートに係員を配置し、1人4000円の「入山料」を徴収するほか、山小屋に宿泊しない登山客については午後2時から翌日午前3時まで入山を規制します。 

 

富士山の登山規制をめぐっては、山梨県がすでに2024年の夏から条例で通行料2000円の徴収を義務化し、山小屋の宿泊予約をしている人を除き、午後4時以降の入山を禁止するなどの規制を設けました。 

 

静岡県は山梨県での規制が、弾丸登山などの抑制に一定の効果があったと判断し、登山規制の条例の策定に向け現地調査などを行っていました。 

 

山梨県では2025年3月、「吉田ルート」の通行料を4000円に引き上げる改正条例が可決・成立していて、今回、足並みをそろえる形で、静岡県でも4000円の入山料を徴収する条例案が可決されました。 

 

静岡放送 

 

 

 
 

IMAGE