( 276044 )  2025/03/19 05:17:09  
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クルマのナンバープレートには、ユーザーが好きな数字を選べる「希望ナンバー制」という制度があります。

最近では、全国的に注目されている数字「358」があります。

これは、「3」が金運を、「5」が財運を、「8」が最高の数字を表すとされており、縁起の良い数字の組み合わせとして人気があることが挙げられます。

さらに、風水学や天使からのメッセージ、作家の関連などによって「358」が支持されています。

希望ナンバーには注目の数字がいくつかあり、それぞれの数字には縁起や意味が込められています。

希望ナンバー制度を通じて、個性や思い入れをクルマに込める人が増えているという興味深い傾向があります。

(要約)

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 クルマのナンバープレートには、ユーザーが好きな数字を選べる「希望ナンバー制」という制度があります。 

  

 この制度を利用すると、新車を購入した際や、車の名義や住所を変更するタイミングで、4桁の数字部分を自由に決めることができます。 

  

 最近では、この希望ナンバー制の中で「358」という数字が全国的に注目を集めているようです。 

  

 なぜこの「358」が多くの人から支持されているのでしょうか。 

 

希望ナンバー「358」なぜ人気?(イメージ) 

 

 希望ナンバー制は、自家用や事業用として登録された自動車、そして自家用の軽自動車(「わ」ナンバーや駐留軍の車両は除く)を対象にしています。 

 

 街を走るクルマを見ていると、希望ナンバーを選んだと思われる車両をよく目にします。 

 

 2023年2月にパーク24株式会社が「タイムズクラブ」の会員を対象に行ったアンケートでは、3080人の車保有者のうち約半数がこの制度を利用していると答えていました。 

 

 選んだ数字の理由としては、「好きな数字だから」「家族の誕生日に関連している」「記念日を反映したもの」「名前を使った語呂合わせ」「縁起が良いと感じる」などが上位に挙がっています。 

 

 ただし、希望ナンバー制には注意点もあります。 

 

 希望した数字が必ずしもすぐ手に入るとは限らないのです。 

 

 実は、希望ナンバーには「一般希望番号」と「抽選対象希望番号」の2つの種類があります。 

 

 一般希望番号は、その番号がまだ全て割り当てられていなければ取得可能です。一方、抽選対象希望番号は人気が非常に高いため、抽選に当選した人だけが使える仕組みになっています。 

 

 2025年1月時点で、全国で一律に抽選対象となっているのは、「1」「7」「8」「88」「333」「555」「777」「888」「1111」「3333」「5555」「7777」「8888」の13種類です。 

 

 さらに、地域ごとに特別な抽選対象番号が設定されている場合もあります。 

 

 例えば、札幌や品川、大阪など13地域の登録自動車では「1122(いい夫婦)」が人気ですし、大宮や横浜、神戸など6地域では「2525(ニコニコ)」が好まれています。 

 

 また、富士山ナンバーの軽自動車では、富士山の標高を表す「3776」が抽選対象に指定されており、地域の特徴がナンバーに反映されている例もあります。 

 

 こうした中、数字の単独やぞろ目、語呂合わせが人気の傾向にあるのですが、最近ではそれらとは少し異なる「358」が注目されています。 

 

 2023年に一般社団法人全国自動車標板協議会が発表した希望ナンバーのランキングによると、軽自動車部門で「358」が1位を獲得しました。 

 

 さらに、登録車(5ナンバー)部門では6位、(3ナンバー)部門では9位にランクインしています。特に名古屋ナンバーの登録自動車では、「358」が全国で唯一抽選対象希望番号に指定されているほどです。 

 

 なぜ「358」がこれほど支持されているのでしょうか。 

 

 1つの大きな要因として、風水学において「3」が金運、「5」が財運、「8」が最高の数字とされている点が挙げられます。 

 

 この組み合わせが縁起の良いものとして受け入れられているようです。 

 

 また、インターネットで「358」を調べると、「エンジェルナンバー」と呼ばれる天使からのメッセージが込められた数字の1つとして紹介されていることもあります。 

 

 さらに、作家の小林正観氏が関係している可能性もあります。 

 

 彼は「ありがとうの神様」や「宇宙を味方にする方程式」などの著書や講演で、「358」を聖なる数字や特別な力を持つ数字として取り上げていました。 

 

 例えば、仏教の開祖・釈迦が悟りを開いたとされる年齢が35歳8か月であること、江戸幕府の有名な将軍が3代・徳川家光、5代・徳川綱吉、8代・徳川吉宗であること、中国の小説「西遊記」に登場する三蔵法師の従者が沙悟浄(3)、孫悟空(5)、猪八戒(8)であることなどがその例です。 

 

 なお、実際に「358」ナンバーにしたからとはいえ効能があるか否かは、科学的な根拠があるわけではありませんが、日本人の縁起やゲン担ぎを大切にする文化が反映されているといえるでしょう。 

 

「358」以外にも、「3588」や「8008」といった数字も人気があります。 

 

 特に「8」は、漢字の「八」が末広がりを連想させることから、幸せや繁栄が続く縁起の良い数字として知られています。 

 

 街中でこうしたナンバーのクルマがどれくらい走っているのか、ぜひ注目してみるのも面白いかもしれません。 

 

 希望ナンバーを通じて、個性や思い入れをクルマに込める人が増えているのは、とても興味深い傾向です。 

 

くるまのニュース編集部 

 

 

 
 

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