( 276129 )  2025/03/19 06:56:57  
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埼玉県内の倉庫に積まれた備蓄米の写真が紹介され、政府が介入していた時代の米価について触れられています。

戦後の食糧管理制度では、政府がコメの価格を決めていましたが、逆ざやが発生し、高い米価が過剰生産を助長しました。

政府は米価介入に3兆円もの国費を投じることになりました。

(要約)

( 276131 )  2025/03/19 06:56:57  
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倉庫内に積まれた備蓄米=2025年2月12日午前10時13分、埼玉県内、西岡臣撮影 

 

 今回の備蓄米放出は、政府が米価に介入していた時代に「先祖返り」する危うさもはらむ。 

 

 戦後の食糧管理制度では、政府が、農家からコメを買い上げる生産者米価と、卸売業者に売り渡す消費者米価を決めていた。生産者米価は、コメ農家を支持基盤とする自民党族議員の政治力でつりあげられ、しばしば消費者米価を上回る「逆ざや」が発生した。 

 

 高い米価はコメの過剰生産も助長する。政府は、消費者に売り切れない米を大量に抱えることになり、2度のその処理に計3兆円もの巨額の国費を投じることになった。 

 

朝日新聞社 

 

 

 
 

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