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ONE Championshipのイベントで、武尊はロッタンとの試合で1RKO負けを喫し、ドリームマッチでの勝利を逃した。

試合後、武尊はロッタンと互いに健闘を称えた。

武尊はロッタンとの対戦を望んでおり、この試合を自らの集大成とし、自分の格闘家人生を満足させるために全力で戦うことを誓った。

日本の強さを世界に示すため、日本の強豪選手が集まる中でメインを務めていたが、武尊は勝利を収めることはできなかった。

(要約)

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<ONE フライ級 キックボクシング 武尊・ロッタン>ダウンする武尊(撮影・木村 揚輔) 

 

 ◇ONE172 武尊ーロッタン・ジットムアンノン(2025年3月23日 さいたまスーパーアリーナ) 

 

 アジア史上最大の格闘技団体「ONE Championship」(ONE)が23日に「ONE172」をさいたまスーパーアリーナで開催。K-1元3階級制覇王者でISKA世界ライト級王者・武尊(team VASILEUS)が元ONEフライ級ムエタイ王者のロッタン・ジットムアンノン(タイ)にまさかの1RKO負けを喫した。熱望したドリームマッチを勝利で飾れなかった。 

 

 試合はまさかの結末だった。1R序盤は武尊が相手の蹴りが当たらない距離間で戦っていたが、その距離をつぶしたロッタン。武尊は左フックを被弾。さらに下がると再び左フックで倒れると立ち上がれるが、レフェリーが試合を止めてKO負けを喫した。 

 

 試合後は両者が健闘を称え合った。武尊は淡々とした表情でリングを降りて退場した。 

 

 23年4月にONEと複数試合契約した武尊。ONEと契約した理由は同じファイトスタイルであるロッタンと対戦するためだった。ONEデビュー戦となった24年1月28日のONE日本大会で一度はロッタンとの対戦が決定していたが、ロッタンのケガにより対戦が消滅。代役のONEフライ級キックボクシング世界王者スーパーレックに挑戦したが、死闘の末に敗れた。試合後には引退示唆もあったが、再起を決意。同年9月の復帰戦では、逆転KO勝利で白星を飾った。そして待ち望んだロッタンとの対戦が再び決定した。 

 

 「やっとロッタン戦えるのは、凄くうれしいし、いろんなことがあって試合が流れたりしたんですけど、こうやって試合が決まるということは引き寄せ合う運命だった。メインにふさわしいような最高の殴り合いの試合をロッタン選手とやりたいと思っている。格闘技の歴史の中で一番の戦いができる」と感慨深さを口にしていた。 

 

 そしてこの試合が格闘家としての集大成になると明言。「この試合は本当自分のために思いっきり戦いたい。勝ち負けはもちろんそうですけど、自分が格闘家として満足できるような本当の壊し合いができるのがロッタン選手。だから試合関係なくただロッタン選手と殴り合いがしたい。そこに持って行けるような自分の展開にしたい」」と格闘家人生を満足させる試合にすると誓った。 

 

 今大会には日本の吉成名高や海人などトップ選手も出場して、まさに日本のオールスターメンバーで世界最強選手たちと対戦。その中で武尊が日本の大将としてメインを務める。「このメンバーで戦えるのもうれしい。日本対世界の大会で日本人の強さを世界に見せつけられれば、また格闘技の中心が日本に戻ってくるんじゃないかなと思う。そういう意味でも凄い大事な大会になるし、世界に日本の強さを見せつける大会にしようと思ってる」と意気込んだ。 

 

 「僕の格闘技人生はいろんなことがあったんですけど、改めて恵まれていると思った。そういう大会のメインで日本の大将を任されてるで、みんなの勝利を見届けて、最後に僕がしっかり勝って恩返ししたい」と語っていたが、日本大会を勝利で飾ることはできなかった。 

 

 

 
 

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