JA全農は、政府が埼玉県内で放出した備蓄米が4月から本格的にスーパーなどで販売される見通しを明らかにした。備蓄米の放出効果に期待を寄せ、流通で停滞していた備蓄米が4月以降順次市場に出回ることを期待していると説明した。また、流通の混乱を避けるため、卸売業者に対して「備蓄米」の表示をしないように要請したことも明らかにした。(要約)
政府が放出した備蓄米=18日、埼玉県内
全国農業協同組合連合会(JA全農)は25日、政府備蓄米のスーパーなどでの店頭販売は4月から本格化するとの見通しを明らかにした。桑田義文代表理事理事長らが東京都内の記者会見で説明した。備蓄米の放出効果については「今後、流通で停滞したものが表に出てくることを期待している」として、4月以降になるとの見解を示した。
流通の混乱を避けるため卸売業者に「備蓄米」の表示をしないように要望したことも改めて説明し、消費者に理解を求めた。