( 278771 ) 2025/03/29 07:44:18 0 00 <巨・ヤ>9回に同点に追いつかれた田口(撮影・尾崎 有希)
◇セ・リーグ ヤクルト5―6巨人(2025年3月28日 東京D)
ヤクルトは28日、巨人と東京ドームで開幕戦を戦ったが、3点リードの9回に同点に追いつかれ、延長戦にもつれ込んだ10回にサヨナラ負けを喫した。奥川恭伸投手(23)が6年目で初の大役となる開幕投手を務め、6回を7安打無失点の好投をみせたが、白星に結びつけることはできなかった。
3点リードの9回にマウンドに上がった田口が誤算だった。1死一、三塁のピンチで若林に右前打され2点差に。さらに1死満塁から吉川に中前2点打されて同点に追いつかれた。勝ち越しは許さなかったが、試合は延長戦へ。10回に登板した清水が2死二塁から若林に左中間にサヨナラ打を打たれた。
先発の奥川は初回無死二、三塁、2回1死満塁のピンチを無失点で切り抜け、徐々にリズムを取り戻した。打線が5回に4点、6回に1点を追加。奥川も6回7安打無失点と応えた。それでも土壇場で開幕白星は逃げてしまった。
ベンチには球団マスコット「つば九郎」の人形も置かれた。5回に4得点した際には、高津監督もつば九郎の頭をなでる場面もあった。つば九郎の担当者が亡くなったことを球団は2月19日に発表。今月26日には球団公式サイトで「つば九郎の活動はしばらく休止となりますが、グッズの販売などはこれまでどおり継続をしていく予定です」と報告していた。「つば九郎」も見守る中で、投打一丸となって戦ったが、手痛い黒星スタートとなった。
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