石破茂首相は、少数与党の政治状況を改善するために、夏の参院選に合わせた衆院解散や総選挙、自民・公明両党の連立政権の枠組み拡大を検討していないと記者会見で述べた。また、自身の商品券配布問題について反省し、内閣支持率の低迷についても責任を感じており、信頼を回復するために努力すると語った。(要約)
記者会見する石破茂首相=1日午前、首相官邸
石破茂首相は1日の記者会見で、少数与党の政治状況を打開するため、夏の参院選に合わせた衆院解散・総選挙や、自民、公明両党の連立政権の枠組み拡大に踏み切る可能性について「現在考えているものでは全くない」と述べた。
自身の商品券配布問題に関しては「自分を見失っていた。深く反省する」と重ねて陳謝。内閣支持率の低迷を巡っても「私の責任だ。真摯(しんし)に謙虚に受け止め、猛省の上に信頼を回復するべく努めていく」と語った。