( 280184 )  2025/04/04 04:44:57  
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日本保守党の島田洋一議員は、自民党の英利アルフィヤ外務政務官が日本保守党との関係断絶を求める投稿を削除しないことについて問題視し、削除と撤回を求めたが、英利氏は「一政治家としての発言」として拒否した。

一方、杉田水脈議員は投稿を削除して政務官を辞任した例もある。

島田氏はこの二重基準について批判している。

(要約)

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英利アルフィヤ氏 

 

日本保守党の島田洋一衆院議員は1日の衆院法務委員会で、自民党の英利アルフィヤ外務政務官が就任前の2024年11月に日本保守党との関係断絶を人権団体に求めたX(旧ツイッター)の投稿の削除を求めた。英利氏は「一政治家としての発言」として応じなかった。過去には民間人時代のネット投稿を批判された自民党国会議員が削除した例もあり、島田氏は「二重基準だ」と批判する。 

 

問題の投稿は昨年11月10日に行われた。英語で日本保守党の百田尚樹代表の言動を批判し、人権団体に対して「(保守党との)すべての関係を断つよう求める」とつづった。 

 

英利氏は投稿の3日後、外務政務官に就任した。昨年の11月10日の投稿には、投稿者として「英利アルフィヤ(外務大臣政務官/衆議院議員)」と表示されている。 

 

■英利氏の投稿「拉致問題を妨害」 

 

保守党の島田氏は1日の衆院法務委で、英利氏の投稿で「私が親しくしてきた米国の北朝鮮関係の人権団体の理事会で、『外務政務官がこの団体(日本保守党)とは関係を切れという発信をしている。これは一体どう対処すればいいのかと議論になった』と(聞いた)。現に拉致問題(解決)を妨害するような効果が発揮されている。『削除すべきだ』ということを(英利氏の)事務所にいっているが、まったく対応しない。どういうことなのか」とただした。島田氏は英利氏に、問題投稿の削除に加えて、不適切発信として撤回したことを明らかにする新投稿も求めている。 

 

これに対し、英利氏は法務委で「一政治家として発信したものであり、この場で政務官としてお答えすることは差し控える」と答弁した。 

 

島田氏はその後も追及を続けたが、英利氏は「一政治家としての発信」と繰り返し、削除に応じなかった。 

 

■杉田水脈氏は投稿削除 

 

自民党の杉田水脈元衆院議員は総務政務官だった2022年11月、国会審議でアイヌ民族などを巡るブログ投稿が問題視されて投稿を削除し、同年12月には政務官を辞任したが、批判対象となったのは民間人だった16年の投稿だった。 

 

島田氏は「自民党の中で、杉田氏は民間人時代の発言が問題視され、政務官を辞任する方向に追い込まれた。英利氏は政務官となって以降、Xのタイトルを『英利アルフィヤ(外務大臣政務官/衆議院議員)』と変えて、従来の投稿をすべて残している。私が問題にした投稿も『外務政務官』という肩書で発信されている形となっており、極めて問題だ。この状況を自民党が問題にしないのは、杉田氏と比べるとダブルスタンダード(二重基準)だ」と話した。 

 

 

 
 

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