( 280459 )  2025/04/05 04:41:00  
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4日のニューヨーク株式市場では、トランプ政権の関税政策による米中貿易摩擦の激化により、ダウ平均株価が前日終値から1,700ドル以上下落して4万ドルを割り込んだ。

株価はこれに歯止めがかからず、売りが先行している。

トランプ大統領の相互関税発表や中国の報復関税措置により、世界景気の悪化への懸念が高まっている。

(要約)

( 280461 )  2025/04/05 04:41:00  
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ニューヨーク証券取引所=AP 

 

 【ニューヨーク=小林泰裕】4日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)は一時、前日の終値から1700ドル超下落し、4万ドルを割り込んだ。トランプ政権の関税政策によって中国などとの貿易摩擦が激化し、米国景気が悪化するとの懸念から、株価の下落に歯止めがかからない状況となっている。 

 

 午前9時半(日本時間4日午後10時半)の取引開始直後から売りが先行し、ネット通販大手アマゾン・ドット・コムやスポーツ用品大手ナイキなどの銘柄が値下がりした。 

 

 トランプ米大統領は2日に相互関税について発表し、日本に24%の関税を新たに課すことなどを明らかにした。また、3日には自動車に対する25%の追加関税も発動した。中国政府は4日、対抗措置として米国からの全ての輸入品に34%の関税を課すと発表した。関税の応酬による世界景気の悪化への警戒感が強まっている。 

 

 ダウ平均は3日も急落し、終値は前日比1679・39ドル安だった。 

 

 

 
 

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