( 280659 )  2025/04/06 03:51:19  
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東大入試問題を解答し、医学部進学の難関である理科3類の合格水準に達するAIの能力が明らかになった。

2次試験では英語が得意だったが、数学や国語に課題があり、物理では難しい問題を解く一方で世界史で間違いをした。

AIは1教科当たり約2〜60分で解答し、試験時間を下回った。

画像データ化された問題を解かせ、大手予備校の講師が採点した結果、AIは文科と理科ともに合格最低点を超えた。

合格最低点は文科1類で336点、理科3類で368点だった。

(要約)

( 280661 )  2025/04/06 03:51:19  
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AIによる東大入試問題の解答と採点が映った画面=3日、東京都新宿区 

 

 生成人工知能(AI)に2025年実施の東大の入学試験問題を解かせると、主に医学部に進学する最難関の理科3類の合格水準に達したとAIベンチャーのライフプロンプト(東京)が5日、明らかにした。合格最低点を上回り、AIの能力向上を裏付けた。 

 

 2次試験は英語が得意だったが、数学や国語に弱点がみられた。物理の難解な問題を解く一方で、世界史では人間だと間違えにくいミスをした。1教科当たり約2~60分で解答を作成し、試験時間を大きく下回った。 

 

 米オープンAIの「o1(オーワン)」と中国の新興企業「DeepSeek(ディープシーク)」の「R1」を使い、大学入学共通テストと東大の2次試験前期日程を解かせた。問題を画像データにしてAIに入力。2次試験は記述式を含むため、大手予備校河合塾の講師が採点した。 

 

 結果は550点満点のうち、o1は文系の文科1~3類が379点、理系の理科1~3類は374点を取り、文系、理系ともに合格最低点を超えた。東大が発表した文科1類の合格最低点は336点で、理科3類は368点だった。 

 

 

 
 

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