( 280821 ) 2025/04/06 06:58:40 0 00 2023年のコーチェラ・フェスティバルでヘッドライナーを飾ったBLACKPINK Photo by Emma McIntyre/Getty Images for Coachella
2020年代初め、長らく喧伝されてきた韓国による米国ポップの制圧が遂に実現したかのように思われた。
2020年夏には、BTSの「Dynamite」がK-POP曲として初めて全米チャート1位を獲得。2023年にはガールズグループのBLACKPINK(ブラックピンク)がK-POPアーティストで初めて、米最大級の音楽フェス「コーチェラ」のヘッドライナーを務めた。
だが、それからわずか2年後の現在、状況は一変している。
BLACKPINKのメンバーであるジェニーとリサが最近リリースしたソロアルバム『Ruby』と『Alter Ego』は、それぞれ全米アルバムチャートで初登場7位を記録したが、1週間でトップ10から姿を消した。
TOMORROW X TOGETHER(トゥモロー・バイ・トゥギャザー)やTWICE(トゥワイス)などは、ダウンロードではない現物のアルバム販売が好調だったおかげで、チャート初登場で堅実なポジションを獲得したが、その後は急落。
米国のK-POP界で、BLACKPINKやBTSに続く存在として期待されていたNewJeans(ニュージーンズ)は、韓国で専属契約をめぐる法廷ドラマに巻き込まれ、2023年のシングル「Super Shy」の成功を充分に生かすことができなかった。
そしてK-POPはなんと本国でも苦戦を強いられている。
「韓国国内で、かなり勢いを失っています」と話すのは、K-POPを話題にするポッドキャスト『アイドル・キャスト』の司会者サラだ。
「その音楽は韓国の聴衆にアピールするようには作られておらず、むしろ均質化され、グローバル化された聴衆に訴えるようになっています。万人受けするようにして、結局は誰にとっても意味のないものになっているのです」
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Shaad D'Souza
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