( 281511 ) 2025/04/09 05:49:09 0 00 保管倉庫から搬出される備蓄米(3月18日、埼玉県内で)
政府は、高騰が続いているコメの価格安定に向け、3回目となる備蓄米の放出を行う方向で調整に入った。近く石破首相と江藤農相が協議し、判断する見通しだ。
江藤農相は8日の閣議後記者会見で、コメの流通円滑化に向けた備蓄米の放出について「効果が出るまで少し時間がかかる」と述べた。備蓄米は徐々にスーパーなどの店頭に並び始めているものの、流通が本格化するのは今月10日頃からとの見通しを明らかにした。
農林水産省は7日、先月24~30日にスーパーで販売されたコメ5キロ・グラムあたりの平均価格が4206円で、13週連続で値上がりしたと発表した。前年同時期の2倍を超える水準が続いており、「備蓄米は価格に影響を与えるほどの量は入っておらず、コメの店頭価格はまだ下がっていない」(大手スーパー)との声も出ている。
|
![]() |