( 281644 )  2025/04/10 03:48:38  
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日本維新の会の西田薫議員は外務委員会で岩屋外務大臣に中国への修学旅行について追及しました。

西田議員は、日中ハイレベル人的・文化交流対話で議論された修学旅行受け入れについて疑問を呈し、岩屋大臣は安全確保の面で支援をしていると説明しました。

西田議員はまた、政府が修学旅行を推奨すべきかどうかについて質問し、岩屋大臣は政府は修学旅行の実施について権限を持っておらず、ホームページの表記に関して検討する意向を示しました。

最終的に西田議員は、修学旅行に関する記載が必要ないとの意見を述べました。

(要約)

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日本維新の会の西田薫議員 

 

 9日、衆議院外務委員会にて日本維新の会の西田薫議員が「中国への修学旅行」について岩屋外務大臣を追及した。 

 

 西田議員は岩屋大臣に「昨年12月、外務大臣とあべ文科大臣が訪中され、日中ハイレベル人的・文化交流対話に臨まれた。その会談の中で相互の修学旅行受け入れを“促進する”というようなことが議題に上がったと。あべ文科大臣は『けっして推奨していくというものではない』ということを言われたが、どういった意図で、どういった思いでこういった話になったのか?」と質問。 

 

 これに対し岩屋大臣は「日中双方で世論調査をすると互いの9割が相手国に良くない印象を持っている。これは非常によろしくない状況だと私は考えている。あらゆるレベルで人的文化あるいは交流をもう一度活性化させていこうというために開いた会合だ。ここでは日本政府が個々の学校に対して中国への修学旅行の実施を求めるということではなく、中国への修学旅行を希望する学校に対して政府として安全確保の面で可能な支援を行うというものだ。実際、その後も合計で300人近い学生が中国で修学旅行を実施したが、その際には中国側とも連携連絡をとって、教師や児童等の安全確保に全力を尽くしている」と回答した。 

 

 さらに西田議員は「私は『9割の人たちがあまりいい思いを持っていない』という状況の中で、違うんじゃないかと。日中両国の障壁を政府がもっと取り除いた中で、双方が嫌な思いを持っていない状況になってから子どもたちに行ってもらうべきではないか。現地でしっかりと警備が必要な場所に修学旅行で行くのは果たしてどうかと思っている。『中国へ修学旅行に行ってくださいと政府が呼びかけるものではない』とのことだが、いまだに外務省のホームページには『修学旅行の相互受け入れを促進し』と書かれている。この言葉を読むと、やはり『中国へ行ってください』という誤解を与えるのではないか? 外務省のホームページを書き換えるべきだと思う」と追及。 

 

 これに岩屋大臣は「そもそも我が国の政府は学校に対してどこに修学旅行に行くべき、あるいは行くべきでない、などと言う権能を持っていない。したがって、先ほども申し上げた通り、中国に修学旅行に行きたいという学校があれば側面的な支援をして、当然のことながら安全の確保についてもしっかりと外務省として支援をしていく。ホームページの書きぶりがどうあるべきかについては、ご指摘を踏まえ、ちょっと検討してみたいとは思うが、趣旨はそういうことなのでご理解をいただきたい」と答えた。 

 

 西田議員は「今の答弁の中でね、『そもそも政府としては、国としてはそういった権能を持っていない』ということであれば、なおさら修学旅行のことを書く必要はないかと思う。今『検討する』ということでだったので、一度ご検討いただければ」と述べた。 

(ABEMA NEWS) 

 

ABEMA TIMES編集部 

 

 

 
 

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