( 281939 )  2025/04/11 04:08:54  
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奈良市の帝塚山学園で10日夕に起きた落雷により、複数の生徒が救急搬送されるという事件が発生した。

グラウンドに雷鳴や激しい雨音が響き渡り、目撃者は事前の予報の確認ができなかったのかと心配の声をあげた。

学校関係者や地元の大人たちは生徒の救助に尽力し、周囲の人々も安否を気遣っていた。

落雷の前触れがあったと証言する人もおり、学校の対応や判断が議論となっている。

(要約)

( 281941 )  2025/04/11 04:08:54  
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騒然とする奈良市の帝塚山学園のグラウンド付近=10日午後7時14分 

 

 グラウンドに打ち付ける激しい雨音に、「バリッ」という雷鳴が何度も重なった。10日夕、落雷があったとみられる奈良市の帝塚山学園から救急搬送された複数の生徒は、水浸しの土のグラウンドで身動きせず横たわっていた。「助かってほしい。事前に予報は確認できなかったのか」。目撃者は声を震わせ、無事を願った。 

 

 現場近くの教育施設で勤務中だった40代女性は、大きな雷の音に驚いた。勤務先の2階の窓からグラウンドの方を見ると、生徒3人ほどがあおむけに倒れていた。 

 

 学校関係者とみられる周囲の大人が、救急車を呼んだり、生徒をグラウンド脇に移動させたりしていた。女性は生徒の無事を祈りつつ「雨や雷の時は部活動を控える判断ができなかったのか」とも話した。 

 

 当時、学校付近で車を運転していた50代の女性は「午後5時半ごろから雨が強くなり、車の中からも落雷が見えた」と説明。同校サッカー部は普段から雨の中でも活動していたとして「練習を中断できなかったのか。学生が心配だ」と話した。 

 

 

 
 

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