( 282406 ) 2025/04/12 07:34:09 0 00 4回、阿部監督(右)から交代を告げられる先発戸郷
「広島12-3巨人」(11日、マツダスタジアム)
巨人が大敗を喫した。戸郷翔征投手が今季3度目の先発で四回途中10安打10失点とまさかの大炎上。悪夢の3戦連続KOとなり、2軍降格が決まった。
阿部監督は戸郷について「そうね、見た通りだね」と、ため息まじりに第一声。菅野が抜け、今季は大黒柱として期待されていた中での不調に「示しがつかない」と、2軍調整を明言した。
一方で復活を期待して前向きな言葉も残し、「こういう壁にぶち当たるのは初めてだと思うし、何とか乗り越えて。絶対的なピッチャー陣のリーダーにと開幕に選んだつもりなので。いい勉強になると思います」とうなずいた。
戸郷は150キロに届かず、本来の球威も制球も欠いた。二回に4安打を集中され、2本の適時打で3失点。四回は無死一、二塁で送りバントを処理した一塁手・岡本が三塁へ悪送球し、リードを広げられた。
ここから一気に崩れた。会沢に四球、田村には中前適時打。さらに1死満塁から小園に右越え2点二塁打を打たれた。末包、野間にも適時打を浴びて10失点。戸郷は何度も首をひねっていたが、阿部監督はベンチを立たず続投させた。
続くファビアンにこのイニング2安打目を許し、球数106球となったところで阿部監督が決断。捕手の甲斐とともに交代した。2走者を残していたが2番手・泉が後続を切り、結果的に戸郷は10失点のままだった。
交代のタイミングとして10失点でもあえて続投させたことに、阿部監督は「開幕を任せた投手だし、しっかり責任を果たして欲しかったので続投させました」と説明した。
戸郷は「監督に呼ばれてファームと告げられた。きょうのピッチングの出力は良かったとも言ってもらえた。これだけ(点を)取られて示しがつかない。頑張って戻って来たい」と言葉を絞り出した。
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