( 283121 ) 2025/04/15 06:03:39 0 00 コメ価格が14週連続値上がり なぜ高い?農水省で対策会議
いつになったら安くなるのでしょうか。コメの値段が14週連続の値上がりです。そこで探しました。東京近郊でブランド米が驚きの価格です。
14日午後4時。政府が開いたのは、コメの高止まりに関する緊急の意見交換会。集まったのは、集荷団体、卸売業者ら価格のカギを握る流通の関係者です。
農水省 江藤拓大臣 「国としても異例の対応として備蓄米の放出をしている。消費者に安定供給を一日も早く取り戻したいという気持ちは皆さんも我々も同じ、より一層協力してもらいたい」
出席した小売業者は…。
日本スーパーマーケット協会 岩崎高治会長 「(大臣から)備蓄米放出したが、どの程度、消費者にわたっているのか。地域や企業規模ごとの格差がどの程度あるのか。流通のどの段階で在庫があるのかないのか」 「(Q.放出された備蓄米、値下げに影響は?)我々のところは(備蓄米の)販売をすでに始めている。通常のコメが5キロ4000円、備蓄米は3000円台半ば。お客様からは好評で、棚に陳列するそばから売れていく状況」
なぜ、21万トンもの備蓄米を放出しても価格が下がらないのか?
日本米穀商連合会 山崎政治理事長 「(Q.流通の段階で在庫があるという話もあるが?)それは難しい。ある所にはある、ない所にはない。ほとんどない所が多いのではないか」
そして午後、新たに更新された全国のコメの平均販売価格は5キロあたり4214円。これで14週連続の値上がりです。
来月以降も、備蓄米の追加放出はあるのでしょうか?
岩崎会長 「(備蓄米放出が)今後も検討されることがあるので、あとは新米・生産の状況によってある程度見通し出てくる」
コメの価格高騰が続くなか、消費者は…。
70代 「高い、すごく高い」 「(Q.5キロが?)4000円くらい」 「朝パンで昼を麺にしたり、夜を麺にしたり。ご飯と麺を交互にしている」
コメが安く買える場所はどこにあるのでしょうか?そこで、番組は探しました。
東京から車でおよそ1時間。たどり着いたのは、埼玉県内のJA直売所。
なんと、スーパーの平均価格より600円も安いコメを発見。その正体は、複数のブランド米を組み合わせた、いわゆる「ブレンド米」です。
14日に入荷したのは、なんと700袋。並べるそばから次々と売れていきます。なぜ、ここまで安いのでしょうか?
川島農産物直売所 担当者 「直接こちらに卸売業者を介さないで来るのが販売価格の理由です」
通常、集荷団体から卸売業者・小売りを経て私たちの元に届くコメが、この直売所では実質「農家直送」に近い形で販売されていたのです。
川島農産物直売所 担当者 「他と比べても価格帯としては安心価格なので、たくさんの客にご来店いただいている」
さらに、都内の直売所ではブランド米が驚きの値段で売られていました。
東京・世田谷区の千歳烏山にあるJAの直売所です。現在、一番安いコメが…。
ファーマーズマーケット千歳烏山 本橋純店長 「秋田県産のあきたこまち。5キロで3850円」
日曜・祝日になると、さらにお得になります。
本橋店長 「日曜日と祝日に限って、コメ10%値引きで販売している。(あきたこまち)5キロで3465円が今一番安い価格になる」
日曜と祝日は10%OFFでなんと3465円に。安さの秘密は、JA秋田との年間契約。数量をあらかじめ確保し、安定した価格で仕入れられているんです。
あきたこまちの入荷は毎週金曜日。次回は18日の予定です。
テレビ朝日
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