( 283299 )  2025/04/16 04:18:15  
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大阪IR株式会社は、2030年秋ごろに日本初のカジノを含む統合型リゾート(IR)を開業するため、大阪・関西万博の会場隣接地で施設の本体工事を始めることを計画している。

IRの建設予定地ではすでに準備工事が進められており、24日から施設本体の工事が開始される予定だ。

万博会場の北側に隣接するこのIR施設では、カジノや国際会議場、ホテルなどが整備される予定である。

工事では、騒音や景観に配慮するため工程を調整し、万博会期中に工事を中断する対策も取られる予定だ。

(要約)

( 283301 )  2025/04/16 04:18:15  
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万博会場内にある大屋根リングから見たIR用地。シャベルカーやダンプカーなどが稼働していた=2025年4月15日午前10時40分、大阪市此花区、岡純太郎撮影 

 

 2030年秋ごろに日本初のカジノを含む統合型リゾート(IR)の開業をめざす大阪IR株式会社が、24日から大阪・関西万博の会場隣接地で施設の本体工事を始めることが関係者への取材でわかった。同社は開催中の万博を念頭に、工程をずらすことで騒音や景観に最大限配慮するとしている。 

 

 IRの建設予定地は大阪市此花区の人工島・夢洲の北側約49ヘクタール。カジノのほか、6千人以上を収容する会議室のある国際会議場や総客室数約2500室の三つのホテル、大規模バスターミナルを整備する。13日に開幕した万博会場の北側に隣接している。 

 

 関係者によると、敷地ではすでに準備工事を進めており、24日に着工式を開いた上で施設本体の工事にとりかかる。 

 

 IR工事をめぐっては博覧会国際事務局(BIE)などが昨夏、騒音や景観悪化による万博への悪影響を懸念し、万博会期中に工事を中断するよう求めた。IRを誘致した大阪府・市は同9月、大型重機のエンジン音が懸念された杭工事のピークを万博閉幕後にずらすほか、来場者が増えると見込まれるゴールデンウィークやお盆、会期終盤には工事をしない日も増やすという対策をまとめた。(西晃奈、村井隼人) 

 

朝日新聞社 

 

 

 
 

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