( 283449 )  2025/04/16 07:01:46  
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コメ価格が14週連続で値上がりし、政府は21万トンの備蓄米を放出しても価格は高止まりしている。

農林水産省で流通関係者らとの意見交換会が行われ、小売り業者では備蓄米の売れ行きが好評だが、利益が取れる商材ではないため価格を下げる余地はないと話している。

一方、備蓄米が回ってこない業者もおり、放出方法について要望が出されている。

(要約)

( 283451 )  2025/04/16 07:01:46  
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コメ価格高騰…14週連続で値上がり きのう農林水産省で流通関係者らと意見交換会 

 

 政府は14日、コメ価格の高止まりに関する緊急の意見交換会を行った。すでに21万トンもの政府備蓄米の放出が行われたが、コメの価格は14週連続で値上がりを続けている。 

 

江藤拓農水大臣 

「国としても異例の対応として備蓄米を放出している」 

 

 14日、農林水産省に集まったのは集荷団体、卸売業者など価格のカギを握る流通の関係者たちだ。 

 

江藤農水大臣 

「消費者に安定供給を一日も早く取り戻したいという気持ちは、みなさんも我々も同じと理解している」 

 

 14日に更新された全国のコメの平均販売価格は、5キロあたり4214円。これで14週連続の値上がりだ。 

 

 備蓄米の放出について、江藤農水大臣はこう述べた。 

 

江藤農水大臣 

「これまで2回の入札を行ったが、21日の週(来週)に第3回の入札を行う」 

 

 先月に21万トンもの備蓄米を放出したものの、依然価格高騰は続いている。政府は7月まで毎月放出する方針を示している。 

 

 意見交換会に出席した小売り業者はこう話した。 

 

日本スーパーマーケット協会 岩崎高治会長 

「(Q.放出された備蓄米、値下げに影響は?)我々のところは(備蓄米の)販売をすでに始めている。通常のコメが5キロ4000円台、備蓄米は3000円台半ば。お客様からは好評で、棚に陳列するそばから売れていく状況。小売業にとっても、コメはそれほど利益が取れる商材ではない。我々が価格を下げる余地は非常にない」 

 

 一方で、備蓄米が回ってこない業者もいる。 

 

日本米穀商連合会 山崎政治理事長 

「今度の備蓄米の放出の仕方を我々も卸に頼めば回していただけるような、そういう窓口を作ってくれという要望をした」 

 

(「大下容子ワイド!スクランブル」2025年4月15日放送分より) 

 

テレビ朝日 

 

 

 
 

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