( 283944 )  2025/04/18 05:57:33  
00

2025年4月17日、自民党の厚生労働部会と社会保障制度調査会年金委員会の合同会議が開催され、年金制度改革関連法案に修正案が提示された。

基礎年金の底上げ策については一部見送られ、法案の成立見通しは立っていない状況。

夏に控えた参院選への影響を懸念する声もあり、与野党の軸足が定まっていない中で、法案審査に入る方針が示された。

(要約)

( 283946 )  2025/04/18 05:57:33  
00

自民党の厚生労働部会、社会保障制度調査会年金委員会の合同会議。修正案が示されたが、この日も法案提出に反対する声が聞かれた=2025年4月17日、東京都千代田区の同党本部 

 

 年金制度改革関連法案をめぐり、政府は17日、自民党の厚生労働部会に修正案を提示した。柱の一つの基礎年金(国民年金)の底上げ策については、骨格部分を当初案から外し、今国会での法案化は事実上見送る形となった。夏に控えた参院選への影響を懸念する自民党内の慎重論に配慮したが、残る部分の法案成立の見通しも立っていない。 

 

 同日の自民部会後、長坂康正部会長は「タイムリミットも迫っている。法案審査に切り替える」と話し、国会提出へ終盤手続きとなる法案審査に入ることを明らかにした。 

 

 年金法案は、与野党が今国会の重要法案として「重要広範議案」に指定。一定の審議時間が必要で、会期内成立を図るために早期の法案提出が求められる。だが、この日も党内議論は賛否が交錯。党内の軸足は定まっていない。 

 

朝日新聞社 

 

 

 
 

IMAGE