( 284604 )  2025/04/20 07:42:01  
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ゼレンスキー大統領が2025年大阪・関西万博の会場を訪れる可能性が高まっている。

万博を通じてウクライナの現状を世界に訴える目的があるとされ、日程調整が課題となる。

ウクライナは日本政府の支援を受けてパビリオン出展を行い、デジタル技術を活用した展示を行う予定。

ナショナルデーでは各参加国や地域がPRを行い、外交活動に活用されることも期待されている。

(要約)

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ゼレンスキー大統領 

 

ウクライナのゼレンスキー大統領が、大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)で開催中の2025年大阪・関西万博の会場を訪問する方向で検討が進められていることが18日、分かった。複数の同国政府関係者が明らかにした。同国のナショナルデーにあたる8月5日を想定している。 

 

2022年2月からロシアによる全面侵略を受ける中、万博を通じてウクライナの現状を国際社会に訴える狙いがあるとみられる。訪日が実現すれば、石破茂首相とも会談する見通し。 

 

ただウクライナのナショナルデーの翌日は広島原爆の日にあたり、広島市で平和記念式典が行われるため、関係者は「日程の調整は容易ではない」との見方も示している。 

 

ゼレンスキー氏は23年5月に広島市で開かれた先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)出席のため日本を訪れた。 

 

ウクライナは万博で、日本政府の支援を全面的に受ける形で、一つの建物を複数国・地域で共同利用する「タイプC」と呼ばれるパビリオンを出展している。ウクライナ館では、デジタル技術を使って同国の人々の戦時下の暮らしや企業の活動を知ることができる内容になっている。 

 

ナショナルデーは日替わりで全ての参加国・地域が自国などをアピールする。海外の首脳が外交活動につなげるツールとしての利用も想定されており、14日にはトルクメニスタンのベルディムハメドフ大統領が会場で式典に出席し、翌日に東京で首相と会談した。(黒川信雄) 

 

 

 
 

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