( 284734 )  2025/04/21 05:00:24  
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日本の小売業界では、歴史的なコメの高騰を受け、国産米の代替品を探す動きが広がっている。

例えば、ローソンでは、コスパを考慮してスパゲティやおかずを増量し、白米の割合を少なめにした弁当「おかズドン!」シリーズを販売している。

また、「ナチュラルローソン」では、もち麦をチルド弁当に採用することで価格を抑えている。

他にも、スーパー大手の西友やイオンも外国産米を活用し、国産米の代替品として販売している。

このような試行錯誤が続いている中、消費者からは国産米に匹敵する味と評価される商品も登場している。

(要約)

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「ナチュラルローソン」で販売するもち麦入りご飯を使った弁当(ローソン提供) 

 

 歴史的なコメの高騰を受け、小売り各社の間で国産米の代替品を探る動きが広がっている。 

 

 価格を抑えて顧客をつなぎ留めようと、コメよりも安く、調達しやすいムギや麺類などを弁当に活用。外国産米の販売を強化するなど、あの手この手の試行錯誤を重ねている。 

 

 コンビニ大手のローソンは3月、白飯の割合を少なめにして、スパゲティやおかずを増量した弁当「おかズドン!」シリーズの販売を始めた。ボリュームを確保しつつコストを抑えるのが狙いで、竹増貞信社長は「(コメ高騰の影響で)商品化から販売までが昨年の倍以上の大変さになっている」とこぼす。 

 

 「ナチュラルローソン」の店舗では、もっちりとした食感の「もち麦」を全てのチルド弁当に採用。これまで白米にブレンドしていた五穀米をもち麦に切り替え、価格を抑えた。ムギはコメと比べ割安で、かさ増しができることから、「ローソン」の商品にも活用を検討しているという。 

 

 スーパー大手では、西友が昨年11月に台湾産米を5キロ2797円で発売。調達価格が上がったため現在は3229円で販売しているが、一般的な国産米と比較してもまだ割安だ。担当者は「店頭に出すとすぐに売れてしまい、一部の店舗では品薄の状態が続いている」と話す。 

 

 イオンは4月から、米国産米を8割、国産米を2割ブレンドした「二穂の匠(にすいのたくみ)」の取り扱いを開始した。価格は4キロ3002円で、購入者からは「(味は)国産米と遜色ない」との声が寄せられているという。  

 

 

 
 

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