( 285224 )  2025/04/23 04:15:26  
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国民民主党は「国民の手取りをもっと増やす!」をスローガンに掲げ、夏の参院選で勢いづいている。

しかし、代表の玉木雄一郎党首や所属議員たちに不倫問題があり、有権者が「不倫まみれの党」を受け入れるかどうかが注目されている。

最近、国民民主党の平岩征樹議員が過去の不倫を謝罪する一方、元国民民主党所属の菅野志桜里氏も再び立候補する意向が報じられた。

このような「不倫議員」や「元不倫議員」が党内に複数存在する状況で、国民民主党が本当に野党第一党になれるのか、疑問視されている。

(要約)

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菅野志桜里氏、玉木雄一郎氏 

 

「国民の手取りをもっと増やす!」をスローガンに、勢いづく「国民民主党」。各メディアで行われている夏の参院選比例代表の投票先を尋ねる世論調査でも、軒並み、立憲民主党などを抑え野党首位をキープ。自民党に追いつかんとする勢いだ。一方で、気になるのは代表の玉木雄一郎党首を始め所属議員たちが抱える不倫問題。有権者はこのまま「不倫まみれの党」を受け入れるのか?  

 

 *** 

 

 4月22日、国民民主党の平岩征樹衆議院議員が突然、自身のホームページ上で過去の不倫について認める謝罪文を掲載した。20日に「週刊現代」から取材を受けたと打ち明けており、先んじて謝罪に動いたようだ。 

 

〈取材の内容は、私が過去に自らの氏名や既婚者であることを秘して、特定の女性の方と交際していたという件に関するものでした。 

 

 4年程前に、私が既婚者の身でありながらそのことを秘して交際していた方がいたことは事実です。また、お相手の方には本名を述べていなかったことも事実です。 

 

 すべて、私自身の浅はかさ、軽率さが招いた行動であり、交際をしてくださっていたお相手の方や妻や家族に与えた精神的な苦痛を思うと、深い反省と後悔の念に堪えません〉(平岩氏のホームページより) 

 

 平岩氏は貝塚市議会議員などを経て、2024年衆議院選挙で大阪8区から出馬。小選挙区では敗戦したが、比例近畿ブロックで復活当選した1回生議員。不倫の詳細については報道を待ちたいが、本名すら隠して独身者と偽って関係を続けていたというのだから、なかなかの“ゲス不倫”であったようだ。 

 

 平岩氏の謝罪文アップから数時間経過した午後5時頃には、再び国民民主党がらみで“不倫”を彷彿とさせる報道が飛び出した。 

 

 菅野(旧姓・山尾)志桜里氏(50)が今夏の参院選で同党からの出馬要請を受け、比例代表候補として出馬する意向を固めたと中日新聞が報じたのだ。 

 

 菅野氏は元々国民民主党所属の衆議院議員だったが、21年の衆院選の出馬を見送り、その後は弁護士として活動していた。 

 

「自民党からの出馬が噂されていた矢先。まさか古巣に戻るとは予想していなかったと驚かれています」(政治部記者) 

 

 菅野氏といえば、2017年9月、民進党議員だった頃、週刊文春に倉持麟太郎弁護士(38)との不倫を報じられた過去がある。文春の記事では詳細に“密会”の様子が報じられたが、不倫を認めず、その後、倉持氏を政策顧問に起用した。 

 

「不倫報道で互いの家庭は崩壊。倉持氏の妻はその後、自殺もしています」(同) 

 

 

 もう一人、国民民主の不倫議員で忘れてはならないのが、代表の玉木雄一郎党首。昨年11月、写真週刊誌「FLASH」が、元グラビアアイドルで「高松市観光大使」の小泉みゆきとの密会不倫を報道した。玉木氏は報道を「概ね事実」と認め、役職停止3カ月に処されたことは記憶に新しい。 

 

 こうして並べてみるとわかる通り、今の国民民主党は人気はあれど”不倫まみれ”なのである。政策が国民に受け入れたとしても、3人も「不倫議員」や「元不倫議員」がいるイメージの悪い党が今夏、本当に野党第一党に躍り出るような展開になるのだろうか。 

 

「平岩氏の話はこれから詳細が明らかにされるのでどうなるかは分かりませんが、もう一つや二つの不倫で議員生命が絶たれるような時代は終わったのかもしれません」 

 

 こう語るのは永田町関係者だ。 

 

「不倫記事が出た後のネット民の反応も、『プライベートの問題だから』と擁護する向きがここ数年で増えてきました。現に、玉木さんはあれだけド派手な不倫をしながらも、代表に返り咲き、党を引っ張り続けています。自分に迷惑をかけたわけでもないし、仕事さえきっちりしてくれればいいという考えの有権者が増えたのかもしれません」 

 

 菅野氏は昨年11月、不倫が発覚した玉木氏についてSNSでこう擁護していた。 

 

〈政治家のプライベートを進退に直結させると、「そして誰もいなくなった」になってしまうから、政策実現・政治改革のためにも、玉木さん辞任とならなくてよかったと思っています。政治家に限らず、私生活を理由に問答無用で職業人がキャリアを奪われるようなキャンセルカルチャーも、日本の活力をどんどん奪っていく。 

 

 私は「男性より女性の方が割を食う」論には立たないけれど、「だから平等にどっちもキャンセル、どっちにも制裁」が最悪で、「基本、皆がキャンセルされず活用される社会」が建設的だと思う派です〉 

 

デイリー新潮編集部 

 

新潮社 

 

 

 
 

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