( 285234 )  2025/04/23 04:27:25  
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22日の閣議後記者会見で、江藤拓農林水産相は、コメの価格高騰に関連し、海外からの輸入拡大を求める声に対して疑問を示しました。

また、日米交渉での無税ミニマムアクセス枠の拡大議論についても言及し、国内生産の重要性を強調しました。

自給可能なコメについて、輸入に頼ることが国内の生産を弱体化させる可能性を懸念しています。

また、店頭価格の上昇に責任を感じており、申し訳ないと述べました。

日米交渉において農産品の関税引き下げや輸入拡大が検討される可能性については、厳しい話との認識を示しました。

(要約)

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閣議後、記者会見する江藤拓農水相=22日午前、東京都千代田区 

 

 江藤拓農林水産相は22日の閣議後記者会見で、コメの価格高騰を受けて、海外からの輸入拡大を求める声が上がっていることに関連し「コメまで、安いものがあるなら海外から買ってくるのか。国民の将来にわたる不安に寄り添うことになるのか、大いに疑問を持っている」と述べた。 

 

 コメを巡っては、日米交渉で日本側の無税対象のミニマムアクセス(最低輸入量)枠拡大が議論になるとの見方が出ている。 

 

 江藤氏は「コメの国内生産が大幅に減少してしまうことが国益なのか、国民全体として考えてもらいたい」と強調。自給可能なコメについて、輸入に頼ることで国内の生産が弱体化することに懸念を示した。一方で、コメの店頭価格が下がらない現状には「責任を重く感じており、申し訳ない」と陳謝した。 

 

 日米交渉で、日本の農産品の関税引き下げや輸入拡大などが検討される可能性があることについては「関税(引き下げ)になれば大ごとであり、政府全体としてどう判断するのか。極めて厳しい話になると思っている」との認識を示した。  

 

 

 
 

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