( 285251 ) 2025/04/23 04:44:04 0 00 記者団の取材に応じる赤沢亮正経済再生担当相=18日午後、羽田空港(鴨志田拓海撮影)
赤沢亮正経済再生担当相は21日の参院予算委員会で先の訪米でトランプ大統領と会談した自身を「格下」と表現したことについて「交渉相手国の国家元首で、最大限の敬意を払い、言うべきことは言うということだ。その通りに行動した所で、理解してほしい」と訴えた。立憲民主党の徳永エリ氏の質問に語った。
赤沢経済再生担当相はトランプ政権の関税措置を巡る閣僚級協議のため訪米し、16日にトランプ氏と会談した自身について「格下も格下」とへりくだるような表現をして、一部で物議を醸していた。
徳永氏は「これはね、言ってはならない。赤沢大臣、『格下』じゃないですよ。石破総理大臣の特使ですよ」と述べ、「次の交渉ではもっと堂々と、強い態度で交渉に臨んでいただきたい」と呼び掛けていた。
また、赤沢氏は会談を巡って、トランプ氏から「Make America Great Again(米国を再び偉大に)」と記された赤い帽子をプレゼントされた。
ホワイトハウスは赤沢氏が赤い帽子をかぶっている写真を公開しており、徳永氏は赤い帽子について「トランプ支持者の改革運動のシンボルだ。それを日本の閣僚がかぶるのは極めて政治的な意味あることだ」と述べ、苦言を呈した。
赤沢氏は「プレゼント交換で帽子をもらって、かぶってみせるのは普通にあることだろう。政治的なメッセージになるとはとらえていない」と述べ、重ねて理解を求めた。
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