( 285586 )  2025/04/24 05:53:05  
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保管倉庫から搬出される備蓄米 

 

 農林水産省は23日、政府備蓄米の放出を巡り、3回目の入札を開始した。コメの流通円滑化が目的で、今回は2023年産の「まっしぐら」「天のつぶ」など56銘柄計10万トンが対象。入札は25日まで行う予定で、落札業者への引き渡しは5月になる見通しだ。 

 

 農水省は3月に備蓄米の入札を2回実施した。落札された計21万トンは順次放出されているが、流通に時間がかかっており、3月末時点でスーパーなどの小売店には426トンしか行き渡っていないのが現状だ。農水省は7月頃まで毎月、備蓄米を放出して価格を抑制したい考え。 

 

 これまでは業者間の転売を防ぐため、卸売業者間での売買を原則として禁止していたが、流通ルールを見直した。取引実績のある卸売業者間などで備蓄米を取引できるようにし、地方や中小の業者に行き渡らせる狙いがある。 

 

 

 
 

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