( 285584 )  2025/04/24 05:53:05  
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農林水産省は政府備蓄米の放出を円滑化するため、2023年産の「まっしぐら」「天のつぶ」など計10万トンを対象にして3回目の入札を開始した。

これまでの入札では21万トンが放出されたが、流通が遅れており、小売店には426トンしか届いていない。

毎月備蓄米を放出して価格を抑制する方針で、業者間の取引ルールも見直され、卸売業者間にも取引が許可される。

これにより地方や中小業者にも市場へのアクセスが広がることを狙っている。

(要約)

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保管倉庫から搬出される備蓄米 

 

 農林水産省は23日、政府備蓄米の放出を巡り、3回目の入札を開始した。コメの流通円滑化が目的で、今回は2023年産の「まっしぐら」「天のつぶ」など56銘柄計10万トンが対象。入札は25日まで行う予定で、落札業者への引き渡しは5月になる見通しだ。 

 

 農水省は3月に備蓄米の入札を2回実施した。落札された計21万トンは順次放出されているが、流通に時間がかかっており、3月末時点でスーパーなどの小売店には426トンしか行き渡っていないのが現状だ。農水省は7月頃まで毎月、備蓄米を放出して価格を抑制したい考え。 

 

 これまでは業者間の転売を防ぐため、卸売業者間での売買を原則として禁止していたが、流通ルールを見直した。取引実績のある卸売業者間などで備蓄米を取引できるようにし、地方や中小の業者に行き渡らせる狙いがある。 

 

 

 
 

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