( 286124 )  2025/04/26 04:52:26  
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石丸伸二・前広島県安芸高田市長が再生の道の参院選に向けて会見を行い、名誉を毀損されたとして山根温子市議が損害賠償を求めた訴訟に関する最高裁の判決についてコメントした。

石丸氏はSNSに名誉毀損の発言を投稿した市議によるどう喝を受けたと主張し、33万円の賠償判決が確定した経緯に触れた。

会見では地方議会の問題や闇について訴え、地元メディアにも言及した。

石丸氏は報道陣からの質問に「理解も納得もできない」とコメントした。

(要約)

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地域政党「再生の道」の参院選に向けた会見に臨んだ石丸伸二・前広島県安芸高田市長 (撮影・小田切 葉月) 

 

 地域政党「再生の道」代表の石丸伸二・前広島県安芸高田市長は25日、都内で記者会見を行った。石丸氏が「どう喝を受けた」とうその発言や投稿をしたことで名誉を傷つけられたとして、山根温子市議が市と石丸氏に損害賠償を求めた訴訟で、市側の上告を受理しない決定をことについてコメントした。 

 

 23日付の最高裁の判決。石丸氏の名誉毀損(きそん)を認定して市に33万円の賠償を命じた一、二審判決が確定。当時市長だった石丸氏は2020年10~11月、山根氏ら複数の市議から「敵に回すなら政策に反対する」などの「どう喝」を受けたと、SNSに投稿するなどした。 

 

 この日の会見で判決の受け止めについて問われると、「今回の裁判はどう喝、『議会を敵に回すとあなたの政策が通らないよ』という発言があったのか、なかったのかについて収斂(しゅうれん)していた。ですが私が訴えたかったのは、そういう常態が地方議会にあるということ」と回答した。 

 

 続けて「機嫌さえ取れば政策が通る人たちなんだということも浮き彫りになった。大切なのは何を言ったか、よりも何をやっているか。あれほどまでにあけすけに自分たちの本性をあらわにして政治活動をする…そういう議員が安芸高田市にいたし、あらゆる自治体において同様の事象があるんだと思う」とし、「それこそメディアが白日の下にさらして、民主主義として浄化していかなければならない地方政治の“闇”の部分だと思います」と訴えた。 

 

 会見では地元新聞社の名前を挙げ、「今回はくしくも、その当事者に地元の新聞社がなりました。議員らに肩入れをしていました」と語る。自身のメディアとの向き合い方として「全部をお伝えすると、大切でない方を皆さんが垂れ流す。(話す時に)大事なものと大事でないものを分ける必要がこちらに出てくる」とし、「なので今回も大切なところをお伝えした。地方政治には闇があり、それには地方メディアも加担している。なんとかできるのはマスメディアの皆さんしかいません」と強く語った。 

 

 報道陣からは判決について不服か、事実として捉えているのかと質問。石丸氏は「皆さんが使いにくいコメントをします」と前置きし、「私の弁護士は『理解はできないし、納得もできない』と憤っていた」と答えた。 

 

 

 
 

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