( 286416 ) 2025/04/27 04:47:41 0 00 トレーナーに綿パンのラフなファッションで党の街頭演説に参加し、聴衆と握手を交わすた国民民主党の玉木雄一郎代表(撮影・中山知子)
国民民主党の玉木雄一郎代表は26日、東京都渋谷区で街頭演説し、23日の党首討論で石破茂首相と対峙(たいじ)した際の思いに触れ「決断できる政治がない。これじゃダメだと確信した」と述べた。「とにかく、そろそろ日本の政治を変えましょう」とも口にし、現在の政治構図からのゲームチェンジを訴えた。
代々木公園で開かれた連合のメーデー中央大会に出席する前に、トレーナーに綿パンツのラフなファッションで現れた玉木氏。本来のメーデーに当たる5月1日が自身の誕生日であることに触れ「労働者の権利や待遇を上げていくのが自分の使命と思って、やっている」とした上で「みなさんの手取りを増やしていかないといけない。給料を上げていくのは民間の努力だが、手取りを確保して増やしていくのは政治の努力。これからもブレずに手取りを増やすために頑張りたい」と語った。
党首討論では持ち時間6分で、石破首相に自公国の3党で合意しているガソリン暫定税率廃止などの実施を強く求めたが、首相は、はぐらかしの答弁でかわした。玉木氏は「党首討論で確信を持った。これじゃダメだ。何がいちばん足りないかというと、決断できる政治がない。あれがない、これができないとか言って、ものごとを決めずに先送りばかりする。そんなことを何十年もやってきたから、日本はこんな国になった。それをそろそろ変えないといけない」と訴えた。
6月の東京都議選(6月13日告示、22日投開票)や7月予定の参院選に触れながら「この夏を、日本の政治を変える夏、みなさんの手取りを増やす夏にしたい。全国で大きなうねりをつくりたい」と意欲を口にした。
最近、「日本を頼む」「日本を変えてほしい」という声をかけられる機会が増えたとした上で「目的が自分のことや産業のことではなく、『日本』になってきた。それだけ、このままでは日本がダメだというある種の危機感と、将来への不安をぶつけてくれているのだと思う。だから応えていかないといけない」と表情を引き締め、「東京から日本を変えていく。大きなうねりと流れを作り出したい」と夏の一大政治決戦に向けた覚悟を訴えた。
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