( 286434 )  2025/04/27 05:09:57  
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石破茂首相が連合のメーデー中央大会に出席し、トランプ政権の関税措置に対する懸念を表明。

賃上げの重要性を強調し、最低賃金引き上げの目標に向けた努力を誓った。

連合の芳野友子会長も給与の重要性を訴えた。

野田佳彦代表や玉木雄一郎代表は会場には来たがあいさつはしなかった。

労働者の祭典として政治色を抑える方針と説明があった。

(要約)

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第96回メーデー中央大会であいさつをする石破茂首相(奥)。手前は連合の芳野友子会長=東京都渋谷区で2025年4月26日午前10時39分、渡部直樹撮影 

 

 石破茂首相は26日、東京都内で開かれた連合のメーデー中央大会に出席した。政府代表としてあいさつし、トランプ米政権の関税措置について「国内産業に大きな影響を及ぼしかねない事態だ。賃上げの勢いに水が差されることがないよう、米国に措置の見直しを強く訴えていく」と述べた。 

 

 現職首相の出席は3年連続で、石破首相が出席するのは就任後初めて。首相は「物価高に負けない賃上げを必ず実現する」と訴え、2020年代に最低賃金を全国平均で時給1500円に引き上げる目標に向けて「たゆまぬ努力を続けていく」と述べた。 

 

 連合の芳野友子会長は「給料は自らの労働の価値を表す鏡としての一面もあり、給料を上げることは働く者の価値や尊厳に敬意を払うという意味もある」と訴えた。 

 

 連合が支援する立憲民主、国民民主両党の代表は昨年登壇してあいさつした。今年は立憲の野田佳彦代表、国民民主の玉木雄一郎代表は会場に来場はしたものの登壇する場面はなかった。芳野氏は記者団の取材に「労働者の祭典ということを考えると、政治色は出さない方がいいという判断だ。元に(一昨年に)戻した」と説明した。【田辺佑介、安部志帆子】 

 

 

 
 

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