( 286964 )  2025/04/29 05:17:06  
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イクラの価格が高騰しており、多くの店が値上げをためらっている状況が続いている。

その背景には、サケの漁獲量が減少していることが挙げられており、これが価格高騰の原因となっている。

北海道では、サケの漁獲量が過去11年間で3分の1にまで減少しており、これがイクラ価格の上昇につながっている。

イクラの需要は依然高く、ふるさと納税の返礼品としても人気があり、高騰が続いている。

企業は漁獲量の回復を願いながら、今後も努力を続けている。

(要約)

( 286966 )  2025/04/29 05:17:06  
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イクラ高騰100g2500円 店も悲鳴「客も手が出ない」 海水温上昇?「サケ戻らず」 

 

 「海の宝石」とも呼ばれる人気のイクラの価格が今、高騰し「これ以上値上げできない」と嘆く店も出てきています。 

 

  

 

 東京・上野で開催中の「北海道物産展」。この店一番の集客力を誇る毎年恒例の催しです。 

 

 北海道グルメが並ぶなか、ひときわ目を引くのが海の幸。外せないのが、イクラです。 

 

市場めし兆 小野崎良介さん 

「小さい子どもはイクラが好きなので、自然と人気になっていくんですかね」 

 

汐音 新川浩仙さん 

「赤が映えて、すごいおいしそうに見える」 

 

 味や華やかさからも重宝されるイクラですが、その価格に頭を抱えます。 

 

新川さん 

「イクラはすごく値段上がっている。利益もそうだが、売り上げに比重を置いて頑張っている」 

 

 量り売りをする店もあります。 

 

山丁長谷川商店 佐川正美さん 

「(営業して約3時間で)もうかなり出ている。ちょうど半分くらい」 

 

 100グラム2500円。これが、精一杯安くできる価格だといいます。 

 

佐川さん 

「今もう限度。(これ以上は)お客さんの手が出ない」 

 

 ふるさと納税の返礼品として求める人も多くいます。 

 

 北海道白糠町では、先月までの1年間で一番人気の返礼品。ただし、100グラムあたりの寄付金額を見てみると、北海道産のイクラは数年で1000円以上高騰しています。 

 

 なぜイクラの高騰が続いているのでしょうか? 

 

 白糠町でイクラを加工する会社によると、サケの漁獲量が減少しているといいます。 

 

広洋水産 営業部 工藤啓介部長 

「放流している数はきっと同じぐらい放流しているが、帰ってこない状態。海に出て水温によって死んでいるのか、他の魚に食べられているのか」 

 

 去年、北海道で獲れたサケは、4万7000トンと11年前より3分の1程度まで漁獲量が減少しました。 

 

 広洋水産は20年前、北海道産のイクラを1キロおよそ3000円で販売していましたが、現在は1キロ1万円から2万円と3倍以上の価格になりました。 

 

 イクラの輸入も始めましたが、北海道産のイクラとの違いをこう語ります。 

 

工藤部長 

「海外のものは凍結回数が1回多い。その1回の差は結構大きく、おいしいおいしくないでいうと変わる」 

 

 漁獲量の回復を願いながら、今後も企業努力を続けると意気込みます。 

 

工藤部長 

「かなわないのであれば、海外から買ってくるしかないが、天然のサケの卵のレベルは維持したい」 

 

(「グッド!モーニング」2025年4月28日放送分より) 

 

テレビ朝日 

 

 

 
 

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